12-25.12.15『「歌う」or「考える」論争。リシケシで買ったシンギングボウル』

旅のエッセイ
このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.12.15『「歌う」or「考える」論争。リシケシで買ったシンギングボウル』

仏教で瞑想する時などに使われていて、南インドで施術を受けた際にも使っていただいて衝撃だった金属製の器、シンギングボウルを一昨日購入。

日本みたいに
「ゴーン」
とたたいて使うのではなく、鐘の周りを木の棒を擦るようにクルクル回すと音がなる。

綺麗に鳴らすのが難しいのでひたすら練習。
水を入れると上手く鳴れば水が飛び跳ねるほどの振動になるからすごい。

ところでこの名前、聞いたことしかない。
文字で見たことがない。

私が、「シンギングボウルだよね?」
と言うと、

「えっ、シンキングボウルでしょ?!」

と彼。

私は鐘が歌うように音を奏でるからシンギング(Singing)ボウルだとおもっていたけれど、
彼は瞑想の時にも使う、考える時に使うものだからシンキング(Thinking)だと思ってたって。

捉え方の違いで違う単語を思い浮かべてるのって面白い!

ちなみに正解は…

シンギングボウル! 私が正解♫

—From the present me


シンギングボウル、倍音がすごく心地よい。
うまく鳴らすのは本当に難しくて、心が落ち着いていないと綺麗な音が出ないのではという気にもなるのが不思議。

日本だといくらくらいで買えるんだろうって調べたら割とお安く買えるものもある。
しかし、この仏具用の座布団に乗っている写真を見るとそうじゃない感が強い。
正解はわからないのに、不思議。

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