12-25.12.12『リシケシで手に入れた225ルピーの至宝』

旅のエッセイ
このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.12.12『リシケシで手に入れた225ルピーの至宝』

今日も身体がピキピキ。起き上がると痛い。
でも昨日よりだいぶいい!

「ガッ」

て動かすとそら痛いけれど、ゆ~っくりのばしてあげればだいぶいう事聞いてくれる。

それでも、昨日はできたのに今日はいう事聞いてくれないアーサナもあって。
ほんとに日によって身体のご機嫌が全く違うから不思議。

うまーく伸ばせると、痛いんだけど強張りはせず、
「ジョワ~」
って何かが流れていく感じがしてすごく気持ち良い。

こんなにひどい筋肉痛になってしまった訛り具合にはかなりショックだったけれど、前には気づかなかった事に気づけたから良かった!

そしてご飯にも光が。
今の宿には共同キッチンがあるので、毎日一食は自炊していたものの、調味料が、バター、塩、胡椒、ケチャップだけではさすがにうんざりしていた。

作っても手間がかかるだけで、たいして美味しくないんじゃ、連日の欧米人との熾烈なキッチン争いにイライラするだけだ!! と発狂。

ついに本日醤油を購入しました!

ソイソースはわりとどこでも売っているのだけど、これは醤油もどき。
やっぱりキッコーマンじゃないと!!

225ルピー。
かなり高いけれど、それだけの価値はあるはず!
そう信じて購入したこいつは、やはり最高のパフォーマンスを発揮してくれた!!

マーケットで、ナス、オクラ、ピーマン、ダイコンを購入。
これらを素揚げして、ダイコンと生姜をおろしたものに醤油をたらして、一緒にいただく。



それだけで天国!

素揚げってこんなに美味しかったんだ。
油がきれないからかなり油っこいけれど、それをダイコンと生姜がフォローしてくれている。

日本食最高だわぁ。
醤油様、明日もよろしくお願いします。

—From the present me


醤油、お味噌の偉大さを知った旅だったな。
こんなになくてはならない存在だったなんて。

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