このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
12-25.12.02『インド・チェンナイで迎えた誕生日。散々な街歩きの末に見つけた救世主』
チェンナイにはベンガル湾を望めるビーチがあり、なにやら地球の歩き方によるとそのビーチ沿いに水族館の文字。
「アジア最大級の水族館がインドにあるって昔『世界まる見え』で見た! もしかしてこれかな?!」
と彼。
高まる期待。
日本じゃ絶対水族館なんて行かないし、せっかくだから行ってみようかとバススタンドへ。
どのバスかなんて分からないけれど、どうにかなるのがインド。
聞けばみんな親切に教えて下さるのだ。
今回もありがたいことにあっさりとバスの番号を教えていただき、いざ乗り込む。
バス代も2人で8ルピーとかなり安い。
地図上で電車の最寄り駅となっているところで下車。
ここでまたインド人に水族館はどこか、と尋ねてみる。
すると、水族館…?
という様子。
なにやら不穏な予感。もしやしょぼい?
地図上で隣にあるスイミングプールで尋ねるとスイミングプールはあるようで教えてくれる。
スイミングプールよりしょぼい水族館って一体…。
ひとまずスイミングプールを目指して歩くがそれらしいものは一切見当たらない。
なんてこったい。
どうやらまた地球の歩き方にやられたらしい。
本当にあったとしても現地人が全く知らないレベル。
これはもうあきらめよう、とビーチの方向へ。
すると砂浜というかゴミため…?
「砂浜にゴミを混ぜてみました!」
っていうレベルで砂浜対ゴミが6:4くらいに思えるほどのゴミ。
そしてカラス。
という砂浜。
構わず楽しむインド人。
さすがに入っている人は少なかったけれど、この砂浜には驚き。
チェンナイって一体…。
気を取り直してバザールがあるというジョージタウンへ向かう。
これはなかなか英語が話せる人に出会えず、紙に書いてバスが止まるたびに添乗員に聞いてなんとかバスをひろう。
距離的にはさっきよりも近いハズなのにさっきの倍額。
ほんとよくわからない。ぼられたのだろうか…。
ジョージタウンで降りてびっくり。
シャッター通り…?
日曜日はやっていないのか?
むしろそう思いたいくらいの閑散ぶり。
今は明け方5時だろうかってくらい人もいない。
…
帰ろか。
Wi-Fiも探すべく、地図上で今日は残念ながら休みらしい日本食屋や中華料理屋がある地帯に行こう、と今度は市電に乗ってみる。
目的の駅で降りてびっくり。
えぇっと…
何もない。
左にはゴミため。
そしてホームから降りて、線路を突っ切りゴミためを突っ切りどこかへ向かう人たち。
階段使わないんかい。
階段を使って上に上がると一応大きめの道路があった。
それに沿って目的地を目指して歩いていると、なんと昨日迷子になったときに通った道に出た!
Wi-Fiもないし、中華料理屋もみつからないので、昨日見たピザハットへ。
ピザハット、なかなか有難い接客態度。
味も期待できそう。
パスタ2つとフライドポテト、ミニブレッド2つにレモネード2つで600ルピー。
大満足の味!
後からケーキセット150ルピーもオーダー。
インドのケーキって道端の商店で買うと、見た目はケーキなのに味はケーキじゃないものが出てくるんだけど、ここのは紛れもなくケーキだった!
やっと誕生日らしい♫
誕生日は冬なのにここは暑いし、今日のプランは朝から散々だったけど、やっと満足!
税金がかかって950ルピー。
いつもの一食の10倍くらいだけど、ホテル我慢したから今日くらいいいよね。
行きに誕生日だからと南インドの女性が良くつけているのを真似して頭につけるお花を買ったのだけど、絶対にボラれた上にすでに茶色くなってきてもう使い物にならない。
それでも少しだけでもおしゃれができて嬉しかったし、すれちがった女の子が「素敵ね!」と声をかけてくれたのも嬉しかった。
何よりインドで誕生日っていうだけで特別なのだから、感謝しなくては、だね!
お母さん、27年前頑張って産んでくれてありがと。
私はいまだに好き勝手に生きてるのに、親は40年も前に親としての人生に突入していたと思うと感謝しかない。
「アジア最大級の水族館がインドにあるって昔『世界まる見え』で見た! もしかしてこれかな?!」
と彼。
高まる期待。
日本じゃ絶対水族館なんて行かないし、せっかくだから行ってみようかとバススタンドへ。
どのバスかなんて分からないけれど、どうにかなるのがインド。
聞けばみんな親切に教えて下さるのだ。
今回もありがたいことにあっさりとバスの番号を教えていただき、いざ乗り込む。
バス代も2人で8ルピーとかなり安い。
地図上で電車の最寄り駅となっているところで下車。
ここでまたインド人に水族館はどこか、と尋ねてみる。
すると、水族館…?
という様子。
なにやら不穏な予感。もしやしょぼい?
地図上で隣にあるスイミングプールで尋ねるとスイミングプールはあるようで教えてくれる。
スイミングプールよりしょぼい水族館って一体…。
ひとまずスイミングプールを目指して歩くがそれらしいものは一切見当たらない。
なんてこったい。
どうやらまた地球の歩き方にやられたらしい。
本当にあったとしても現地人が全く知らないレベル。
これはもうあきらめよう、とビーチの方向へ。
すると砂浜というかゴミため…?
「砂浜にゴミを混ぜてみました!」
っていうレベルで砂浜対ゴミが6:4くらいに思えるほどのゴミ。
そしてカラス。
という砂浜。
構わず楽しむインド人。
さすがに入っている人は少なかったけれど、この砂浜には驚き。
チェンナイって一体…。
気を取り直してバザールがあるというジョージタウンへ向かう。
これはなかなか英語が話せる人に出会えず、紙に書いてバスが止まるたびに添乗員に聞いてなんとかバスをひろう。
距離的にはさっきよりも近いハズなのにさっきの倍額。
ほんとよくわからない。ぼられたのだろうか…。
ジョージタウンで降りてびっくり。
シャッター通り…?
日曜日はやっていないのか?
むしろそう思いたいくらいの閑散ぶり。
今は明け方5時だろうかってくらい人もいない。
…
帰ろか。
Wi-Fiも探すべく、地図上で今日は残念ながら休みらしい日本食屋や中華料理屋がある地帯に行こう、と今度は市電に乗ってみる。
目的の駅で降りてびっくり。
えぇっと…
何もない。
左にはゴミため。
そしてホームから降りて、線路を突っ切りゴミためを突っ切りどこかへ向かう人たち。
階段使わないんかい。
階段を使って上に上がると一応大きめの道路があった。
それに沿って目的地を目指して歩いていると、なんと昨日迷子になったときに通った道に出た!
Wi-Fiもないし、中華料理屋もみつからないので、昨日見たピザハットへ。
ピザハット、なかなか有難い接客態度。
味も期待できそう。
パスタ2つとフライドポテト、ミニブレッド2つにレモネード2つで600ルピー。
大満足の味!
後からケーキセット150ルピーもオーダー。
インドのケーキって道端の商店で買うと、見た目はケーキなのに味はケーキじゃないものが出てくるんだけど、ここのは紛れもなくケーキだった!
やっと誕生日らしい♫
誕生日は冬なのにここは暑いし、今日のプランは朝から散々だったけど、やっと満足!
税金がかかって950ルピー。
いつもの一食の10倍くらいだけど、ホテル我慢したから今日くらいいいよね。
行きに誕生日だからと南インドの女性が良くつけているのを真似して頭につけるお花を買ったのだけど、絶対にボラれた上にすでに茶色くなってきてもう使い物にならない。
それでも少しだけでもおしゃれができて嬉しかったし、すれちがった女の子が「素敵ね!」と声をかけてくれたのも嬉しかった。
何よりインドで誕生日っていうだけで特別なのだから、感謝しなくては、だね!
お母さん、27年前頑張って産んでくれてありがと。
—From the present me
私はいまだに好き勝手に生きてるのに、親は40年も前に親としての人生に突入していたと思うと感謝しかない。
明日の日記はこちらに続く。


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