このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
12-25.11.1『プネーで感じた、優しさ情けなさ』
アウランガーバードはひどかった…。
もちろんいい人はたくさんいる。
宿も蚊は多いもののローカル色の強い素敵な宿だったし、
美味しいパンの屋台のおっちゃんも素敵だったし、
優しいチャイ屋のおっちゃんも何人もいたし。
ひどいのは街自体。
自然に帰らないゴミの山。
ゴミ貯めのようになって鼻が曲がるほどの異臭を放つ川。
排気ガスと車が巻き上げる砂埃。
いくら人は良くても、もう行きたくない街だなぁ。
プネーはいい街だといいね、なんて思いながら着いてみてびっくり。
私たちのくる場所じゃない…。
リキシャに囲まれて、知っているホテルの値段を聞くも、500ルピーで泊まれるところなんてないと。
汚くていいなら知っている、という人がいて、その人が知っているというホテル (実際はそのホテルじゃなかったのかもしれないけど)
にリキシャのおっちゃんが連れて行ってくれるも、日本人はダメだと言われ、結局高いホテルの前に降ろされる。
一泊1800ルピー。
おっちゃんはヒンディーしか話せず、ちゃんと連れて行ってよ!の交渉も拉致があかないので、ホテルの人に間に入ってもらう。
ホテルの人も、プネーではダブルなら1000ルピー以上はかかる。
500ルピーの宿なんてありえない。
1人500ルピーの間違いじゃないのか?
と呆れ顔。
日本はリッチなんだからそれくらい払えるだろう。
とりあえずここに泊まったらどうだ。
としきりに勧められる。
アーユルヴェーダの勉強をするために来たことも伝えると、三週間泊まるなら一泊900ルピーにしてくれるとのこと。
それでも三週間もその値段を払うこは無理!
私たちは今まで200~500ルピーのホテルに泊まって、2人で一食100ルピー以下のごはんで暮らしてきた。
だから、そんなに高いホテルには泊まれない。
プネーがそんなに高いならば、私たちがいられる場所ではないから、
プネーを去らなくてはならないかもしれない。
と今思うとかなり情けない状況をホテルの人に話すと不憫に思ったのか、とりあえず一泊でも900ルピーでいいから今日はここに泊まって、もっと安い宿をどうしても探したいなら明日探せば良いではないかと、お茶まで出して諭してくれた。
ありがたい。そして情けない(笑)
途中で日本語が少し話せるインド人の女性が仲介に入ってくれるも、私たちの日本語が理解できないわけではなく、多分私たちの言っていることが感覚的に理解できないみたいで、通訳するのに困らせてしまった。
北インドから下ってきた私たちの節約パッカーの金銭感覚は、プネーの人たちには通用しないみたい。
高いけれど仕方がない。
今日はここに泊まって、ネットで情報収集だ!
部屋は確かに綺麗だけど、別にそれほどとてつもなくきれいと言うわけでもなく、寝るところとトイレがちゃんと着いていて安く泊まれた今までの宿のありがたさを改めて実感。
ポーターさんが部屋に案内する時にペットボトルの水を二本くれて、
…この水はいくら?
と聞くと、唖然としながら「タダだよ。」
と言っていた。
その時はこんなに高いホテルで、そんな事を聞く奴いないから驚いていたのかと思いきや、あとから良くみたら新しい水じゃなくて、ペットボトルにドリンキングウォーターをつめたものだった。
なんだ(笑)
周りにもWi-Fiが使えるネットカフェは一切なく、日本語が使えるインターネットもない。
ここは旅行者が来るところではないのだろうか。
なんて場違いなところに来てしまったのだろう。
情報収集も出来ないままトボトボと宿へ帰る。
さて気を取り直して風呂だ。
と、ホットシャワーなんて当然出ると思って聞きもしなかったらなんと出ない!!
こんな高いのにホットシャワーも浴びれないのか!!
なんか悲しくなる。
もちろんホテルの人が悪い訳ではない。
きっと土地代が高いのだ。
ずっと小さな街にいたから親にも連絡できていない。
明日からどうしよう。
この時不憫だと思われた表情は今でも覚えているしこんなことで結構なお時間をとらせてしまって、本当に情けない気持ちでいっぱいだったなぁ。
もちろんいい人はたくさんいる。
宿も蚊は多いもののローカル色の強い素敵な宿だったし、
美味しいパンの屋台のおっちゃんも素敵だったし、
優しいチャイ屋のおっちゃんも何人もいたし。
ひどいのは街自体。
自然に帰らないゴミの山。
ゴミ貯めのようになって鼻が曲がるほどの異臭を放つ川。
排気ガスと車が巻き上げる砂埃。
いくら人は良くても、もう行きたくない街だなぁ。
プネーはいい街だといいね、なんて思いながら着いてみてびっくり。
私たちのくる場所じゃない…。
リキシャに囲まれて、知っているホテルの値段を聞くも、500ルピーで泊まれるところなんてないと。
汚くていいなら知っている、という人がいて、その人が知っているというホテル (実際はそのホテルじゃなかったのかもしれないけど)
にリキシャのおっちゃんが連れて行ってくれるも、日本人はダメだと言われ、結局高いホテルの前に降ろされる。
一泊1800ルピー。
おっちゃんはヒンディーしか話せず、ちゃんと連れて行ってよ!の交渉も拉致があかないので、ホテルの人に間に入ってもらう。
ホテルの人も、プネーではダブルなら1000ルピー以上はかかる。
500ルピーの宿なんてありえない。
1人500ルピーの間違いじゃないのか?
と呆れ顔。
日本はリッチなんだからそれくらい払えるだろう。
とりあえずここに泊まったらどうだ。
としきりに勧められる。
アーユルヴェーダの勉強をするために来たことも伝えると、三週間泊まるなら一泊900ルピーにしてくれるとのこと。
それでも三週間もその値段を払うこは無理!
私たちは今まで200~500ルピーのホテルに泊まって、2人で一食100ルピー以下のごはんで暮らしてきた。
だから、そんなに高いホテルには泊まれない。
プネーがそんなに高いならば、私たちがいられる場所ではないから、
プネーを去らなくてはならないかもしれない。
と今思うとかなり情けない状況をホテルの人に話すと不憫に思ったのか、とりあえず一泊でも900ルピーでいいから今日はここに泊まって、もっと安い宿をどうしても探したいなら明日探せば良いではないかと、お茶まで出して諭してくれた。
ありがたい。そして情けない(笑)
途中で日本語が少し話せるインド人の女性が仲介に入ってくれるも、私たちの日本語が理解できないわけではなく、多分私たちの言っていることが感覚的に理解できないみたいで、通訳するのに困らせてしまった。
北インドから下ってきた私たちの節約パッカーの金銭感覚は、プネーの人たちには通用しないみたい。
高いけれど仕方がない。
今日はここに泊まって、ネットで情報収集だ!
部屋は確かに綺麗だけど、別にそれほどとてつもなくきれいと言うわけでもなく、寝るところとトイレがちゃんと着いていて安く泊まれた今までの宿のありがたさを改めて実感。
ポーターさんが部屋に案内する時にペットボトルの水を二本くれて、
…この水はいくら?
と聞くと、唖然としながら「タダだよ。」
と言っていた。
その時はこんなに高いホテルで、そんな事を聞く奴いないから驚いていたのかと思いきや、あとから良くみたら新しい水じゃなくて、ペットボトルにドリンキングウォーターをつめたものだった。
なんだ(笑)
周りにもWi-Fiが使えるネットカフェは一切なく、日本語が使えるインターネットもない。
ここは旅行者が来るところではないのだろうか。
なんて場違いなところに来てしまったのだろう。
情報収集も出来ないままトボトボと宿へ帰る。
さて気を取り直して風呂だ。
と、ホットシャワーなんて当然出ると思って聞きもしなかったらなんと出ない!!
こんな高いのにホットシャワーも浴びれないのか!!
なんか悲しくなる。
もちろんホテルの人が悪い訳ではない。
きっと土地代が高いのだ。
ずっと小さな街にいたから親にも連絡できていない。
明日からどうしよう。
—From the present me
この時不憫だと思われた表情は今でも覚えているしこんなことで結構なお時間をとらせてしまって、本当に情けない気持ちでいっぱいだったなぁ。


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