12-25.10.21『陽気なプシュカル。あてにならない任せとけ』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.10.21『陽気なプシュカル。あてにならない任せとけ』

プシュカルは自然が多くてのんびりできるのかなぁと思いきや、かなり観光地化してる!
道端のお店もツーリスト向けの物ばかり。

そして一度入ると店を出るのがかなり困難。
欲しかったスタイルのスカートが、丈が思ったより長かったからいらない、というと、
「サイズは心配するな!俺が直してやる!」
と店主が自信満々に言うので信じて任せたら…

やってくれたー!
適当すぎだろ!!
 
適当すぎてむしろ爆笑していたら、
「アーユーハッピー?」
と何度も確認してきた。
ハッピーではないよ!!(笑)

ラジャスターンは革製品が安いので、革のバッグも物色。
腰巻きのバッグのサイズが少し大きくて、これもまた、
「サイズは俺が直してやる!これは俺が作ってるから大丈夫!」
と自信満々。

今度こそは大丈夫かなと懲りずに頼んでみたら、

やっぱりか!
小さくなりすぎて残念な有様に。

ただ値段は驚くほど安かった。
驚くほど安かったのに、さらに値切った上に希望の額まで下がらなかったから代わりにおまけまでつけてもらっていたうちの彼にはさらに驚いた。
奴は只者ではない…。
 
  —From the present me


プシュカルの街の雰囲気は活気があって明るくて好きだった記憶なのに冒頭ではさほど気に入っていない様子。
結構のんびりできた気がするんだけどな。
この印象が残っている大きな要因は、アクササリー売りのおばちゃんに肩を抱かれながらめちゃくちゃ笑顔で写っている写真が残っているからかもしれない。

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