12-25.10.11『都会で自然の恵みを想う』

旅のエッセイ
このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.10.11『都会で自然の恵みを想う』

宿の汚さに落ち込みつつ、少し仮眠をとって気を取り直して街へ出る。
せっかくだからケンタッキーでも久々に行こうかと、基本ベジタリアン食だから日本でも滅多に食べないのになんとなくケンタを目指しニューデリーへ。

ニューデリーはオールドデリーと違ってすごく都会!
って聞いていたけれど、高層ビルやお金持ちそうな会社は多いものの、そこまでびっくりするほどの都会でもなかった。
ただやっぱり車の排気ガスや人や店が多くて、ゴミゴミしている都会は嫌い。
なぁんもいい事ない。

朝起きて緑がたくさん見れて、太陽の光をいっぱい浴びながら朝ヨガできて、美味しいものが食べられればそれだけでかなり幸せ。

暗くて臭くてうるさい都会は嫌い。
緑が恋しい!!

デリーは買い物と観光をして、さっさとおさらばじゃ!!

今日は彼はインドの洋服クルタを、私はサリーを買ったよ!
800ルピーでオーダーメイド。インナーシャツとスカートもつけてくれて布とセット。
思っていたより安い!
オーダーメイドうれしい♫

パンジャビドレスも欲しいけれど、なかなかしっくりくる柄がなくて。気にいるの見つかるといいな。

—From the present me


この旅から帰国後、1年アルバイトをしてお金を貯めて、その後籍をいれた。
結婚と同時に開業でお金もなかったし、結婚式は挙げずに、私の友達にだけお披露目会したい、と言って、私がアルバイトをしていたカフェを貸し切らせてもらってお披露目パーティーをした。
その時に着たのがこの時買ったサリーだった。

すっかりこの旅で物欲やオシャレ欲がなくなっていたので、サリーは着つつも、髪の毛は適当にバレッタで止めてるだけ、コンタクトにせずメガネのまま。
今では考えられない見た目の状態でのパーティーだった。

もしまた結婚することがあるなら、結婚式は挙げなくてもいいけど、その時はちゃんと綺麗にして、写真撮りたいな。

明日の日記はこちらに続く

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