12-25.09.26『味が死んでる』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.09.26『味が死んでる』

お気に入りのレストランの値上がりにより、今日は朝から自炊。
でも、共同キッチンのガスが昨日なくなってしまったから、今日使えるのはIHコンロのみ。 使えるだけでもありがたいのだけど…。
作ってみてやっぱり。
全然おいしくない。

日本でもIHが多くなってきているけれど、私はIHは大っ嫌い。
料理は火を使ってなんぼ。
火を使わないIHだと完全に味が死んでる。
素材の味まで殺してる、って感じちゃうんだよなぁ。

IH使い続けたら絶対身体に良くないと私は思う。そして使い続けると味の違いもきっと分からなくなる。
火のエナジーを食べ物にいれることは大事。

  —From the present me


こんな偉そうなことを言いながら今ではすっかり電子レンジを頼りにしてしまっている。
こういうエネルギーにもあんまり感覚を向けられなくなってしまっていたな、と思う。
職への向き合い方は意識一つで身体に与える影響も全く変わってくると思っているのに、ついつい「ながら」になってしまって意識を向けられなくなってしまうんだよなぁ。反省の繰り返し。

明日の日記はこちらに続く

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