12-25.9.18『ハルドワール→突然のリシケシ!』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.9.18『ハルドワール→突然のリシケシ!』

電車は1時間遅れでハルドワールへ到着。
仲良くなったインド人のおばちゃんたちと握手を交わしてさよなら。
ナマスカー!!(ナマステの尊敬語的なもの)

ふぅ。やっとついたー!と思ったら、
「行くよ!」と彼。
へ?どこへ?!
なんとリシケシに行くらしい。
そんなん一回も聞いてないけどー?!

リシケシに行くのは嬉しいれど、ハルドワールに泊まると思っていたから急な事にびっくり。
彼は言ったじゃんと言ってたけど、絶対聞いてないよー!

ハルドワールからリシケシまではバス移動。
山!河!自然!最高!!
やっぱりゴミゴミした中途半端な都会より緑が見える自然が、好きだぁ~。

リシケシにつくと歩く歩く。
泊まるアシュラムがリキシャが入れない場所だからと、ひたすら10キロ以上あるバックパックを背負って歩く。
こんなに歩くなら靴にしたのに。サンダルの靴擦れが痛い。

彼は彼で20キロ近いバックパックをしょっているので早くおろしたいらしく、私がちんたらしているのにイライラしているご様子。
朝から険悪ムード。
ゆっくりゆっくりなんとかアシュラムに到着。
 
洗濯などを済ませご飯に出るも、なぜかレストランがみんなシャッターを、おろしている。
なんで?!
理由を聞いたけど、ガバメントがなんちゃらという事しか分からず、(ストライキかな?)
仕方がないので絶対高いであろうカフェへ。

やっぱり高くてベジタブル系のバーガー2つでタックスまでかかって160ルピーくらい。 痛い出費。
でも、めちゃくちゃ美味しかった!
また食べたくなっちゃう…。
絶対もうたべられない値段だけれど。

いつもは私が途中でお腹いっぱいになって彼にあげるのに、このバーガーはきれいに半分こ食べようとしたら軽く喧嘩になるという、食い意地のはった二人(笑)
食べ物の恨みは怖い…

街をぶらぶらし、彼のお気に入りのラッシー屋へ。
彼が以前に来たのは6年前にもかかわらず健在。
行列のできるほどの人気店で、かなりおいしい!
 
私は他のラッシーはお腹壊すのが怖くて飲んでなかったから比較はできないけれど、このお店のラッシーは確実に美味しくてくせになりそう♬

夕方はアシュラム内で身体のメンテナンス。やっとリラックスの時間。
やっぱり自然の中って幸せ♬

  —From the present me


アシュラムに向かって伸びていくガンジス川沿いの一本道を前にぐんぐん進んでいく彼とだいぶ距離を置いて足を引き摺りながら歩く自分の姿をありありと思い出した。しんどかったな、この道。
大抵ご飯は二種類頼んで分け合って2種類の味を楽しんでいたのだけど、そんなに美味しくないものだけ、お腹いっぱいと言って半分以上あげている罪をきせられて喧嘩になった。
でも多分それはこの後も長年ずっと続く事実(笑)
なぜか好きなものはたくさん食べられるんだよね(╹◡╹)

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