このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
12-25.09.12『朝から宿でバトル勃発』
朝起きると喉が痛く鼻の通りも悪い。完全に風邪をひいてしまった。
お腹もなかなか戻らず今日も微妙。
私だけではなく彼も万全の体調ではないらしい。
とはいえこの宿に長くも居たくないのと、彼が早くバックパッカーに有名なガンガー沿いの安宿「久美子」に行きたいと言うのでパッキング。
チェックアウトをすべく宿のレセプションへ。
一泊300ルピー×二泊+高かった日本食190ルピーの合計790ルピー。
1000ルピーを渡す。
が、タックスが8パーセントかかると言ってくる。
ほんと勘弁。後だしやめて!!
この重い荷物を背負った状態で戦うのが面倒。
ただバトルのゴングは鳴ってしまっている。戦うしかない!
Why?
と言うが、相手も
Why?
と言ってきてよりイラっ
普段はキレるのは彼の仕事だけれど、私もまけじと応戦。
日本語でも文句を言いまくる。
もしかかるなら最初に言うべきだ!
日本人の奥さんを出して!
in Englishと言われ、余計腹たつ!(今思えば当然(笑))
網のようなものにお金を入れ、上の人が回収し、お釣りを入れるシステムのようで、 結局お釣りは正規の210ルピー返ってきた。
ほんとさ、最初からそうしてくれればいいのに奥さん日本人だからっていい宿とは限らないよ…って悪い宣伝したくなっちゃう。
ブッダガヤで会った青年がこのホテルをゴリ押ししていたから、いい人にとってはいいのだろうからなんともいえないけれど。
自分の対応と誰が対応するか次第だよな。
こちらも体調悪くて心にも余裕がないのもいけなかったんだろうな。
朝からぐったり。
こんなにイライラしていたのに、この上からカゴでお釣りが返ってくるシステムはなんだか面白くて、その映像を割とはっきりと覚えている。ブッタガヤで会った青年は全く思い出せない。
体調が悪かったりその土地に馴染めておらず心がひらけていないと数日イライラばかりしている日記が続いてしまうのが心苦しい。
とはいえこんなにイライラしたりWhy?!と思うことは日本ではなく、体調が悪かろうが気分が沈んでいようがなんとなく毎日乗り切れてしまう日本での生活と比べることはできる。
それは良いことだけではないかもしれなくて、あまり感情が動かなくなってくる。
大抵のことは「やばい」で済んでしまう。
昔からある日本の言葉には身体感覚を伴う感情表現が多くて、例えば怒りの表現でも「腹がたつ」「腑が煮えくりかえる」「頭にくる」とか色々あるけれど、どれも怒りの湧きどころも種類も違う。
一度腑が煮えくりかえったことがあるが、その時、これが腑が煮えくりかえるか!!と嬉しくなって怒りと同時並行で日本語すご!の感動が押し寄せてきたことがある。
こんなにその経験が印象に残っているくらい、普段腑が煮えくりかえることはそうそうない。
身体感覚を伴うような感情が湧くことが少ない。もっと身体から湧き上がるような感情とともに生きたい。
お腹もなかなか戻らず今日も微妙。
私だけではなく彼も万全の体調ではないらしい。
とはいえこの宿に長くも居たくないのと、彼が早くバックパッカーに有名なガンガー沿いの安宿「久美子」に行きたいと言うのでパッキング。
チェックアウトをすべく宿のレセプションへ。
一泊300ルピー×二泊+高かった日本食190ルピーの合計790ルピー。
1000ルピーを渡す。
が、タックスが8パーセントかかると言ってくる。
ほんと勘弁。後だしやめて!!
この重い荷物を背負った状態で戦うのが面倒。
ただバトルのゴングは鳴ってしまっている。戦うしかない!
Why?
と言うが、相手も
Why?
と言ってきてよりイラっ
普段はキレるのは彼の仕事だけれど、私もまけじと応戦。
日本語でも文句を言いまくる。
もしかかるなら最初に言うべきだ!
日本人の奥さんを出して!
in Englishと言われ、余計腹たつ!(今思えば当然(笑))
網のようなものにお金を入れ、上の人が回収し、お釣りを入れるシステムのようで、 結局お釣りは正規の210ルピー返ってきた。
ほんとさ、最初からそうしてくれればいいのに奥さん日本人だからっていい宿とは限らないよ…って悪い宣伝したくなっちゃう。
ブッダガヤで会った青年がこのホテルをゴリ押ししていたから、いい人にとってはいいのだろうからなんともいえないけれど。
自分の対応と誰が対応するか次第だよな。
こちらも体調悪くて心にも余裕がないのもいけなかったんだろうな。
朝からぐったり。
—From the present me
こんなにイライラしていたのに、この上からカゴでお釣りが返ってくるシステムはなんだか面白くて、その映像を割とはっきりと覚えている。ブッタガヤで会った青年は全く思い出せない。
体調が悪かったりその土地に馴染めておらず心がひらけていないと数日イライラばかりしている日記が続いてしまうのが心苦しい。
とはいえこんなにイライラしたりWhy?!と思うことは日本ではなく、体調が悪かろうが気分が沈んでいようがなんとなく毎日乗り切れてしまう日本での生活と比べることはできる。
それは良いことだけではないかもしれなくて、あまり感情が動かなくなってくる。
大抵のことは「やばい」で済んでしまう。
昔からある日本の言葉には身体感覚を伴う感情表現が多くて、例えば怒りの表現でも「腹がたつ」「腑が煮えくりかえる」「頭にくる」とか色々あるけれど、どれも怒りの湧きどころも種類も違う。
一度腑が煮えくりかえったことがあるが、その時、これが腑が煮えくりかえるか!!と嬉しくなって怒りと同時並行で日本語すご!の感動が押し寄せてきたことがある。
こんなにその経験が印象に残っているくらい、普段腑が煮えくりかえることはそうそうない。
身体感覚を伴うような感情が湧くことが少ない。もっと身体から湧き上がるような感情とともに生きたい。
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