12-25.08.24『チェンライ→メーサイ→ミャンマー 行ってみたかった国でみた景色』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.08.24『チェンライ→メーサイ→ミャンマー 行ってみたかった国でみた景色』

チェンライからミャンマーとの国境の街メーサイへはローカルバスで。
確か昨日は37バーツって言ってたのに、今日は39バーツに値上がりしてた(笑)

1時間半ちょっとの距離だったのに昨日の3時間より疲労感があった。
やっぱりイスって大事だな。昨日の140バーツのバス、高いだけあって良い椅子だった。
メーサイに到着し、ソンテオでボーダーへ。

ボーダーには人がたくさん。

ミャンマーのボーダーは入国料10ドルって色んな人のブログに書いてあったのに、500バーツと言われ、ドルは受け取ってもらえず。
後から来た外国人も500バーツは高いとなにやらもめている。
もめているところを横目に、20ドル握りしめてしゅんとしていたら、他の係員さんが、20ドルをさっと受け取ってくれて、

しー、だよ!ニコッ。

と内緒でドルで受け付けてくれた!
超イケメン!!\(^o^)/
500バーツと10ドルじゃだいぶ違うからラッキー♫

入国許可証も私たちのは先にサクサク進めてくれて、日本人優遇なのか、みんな対応もニコニコだし良かった。
入国許可証は帰りに回収されてしまうのだけど、写真まで入った結構しっかりしたもの。
 
これ記念に持って帰りたかったな(>_<)

イミグレをぬけるとトゥクトゥクの勧誘とタバコ売りがたくさん。
私と少し離れて歩いていた彼がレディ、レディと置屋を勧められていて、私がぬんっと近寄って行ったら勧誘やさんはちゃんと、謝ってくれた(笑)

お金コレクターの彼がミャンマーのお札欲しい、ということで銀行に入ると、外国人が銀行にくるのが珍しいのか、4、5人くらいで楽しそうに対応してくれた!
レートが一切分からないけれど、70バーツちょいでお札全種類。
ちゃんとこちらの意向を汲んでくれたのか綺麗目のお札に変えてくれたりして(笑)
ミャンマーの人たちはニコニコしていて好き(o^^o)

学生の頃、何人かミャンマー人の知り合いがいて聞いていた話だと、集まって話をしているだけで反政府運動だと言いがかりをつけられ捕まる事もある、なんてことだったから、もっとひっそり暗い感じなのかなぁと思いきや、
タイとほとんど変わらないし人も明るいし、ミャンマー語の字体も可愛くて、すごく印象よかった~!
 
 
徒歩圏内のマーケットを回っただけだけど、わりと楽しめた。
1時間ほどぶらぶらして、またメーサイへ。
これでビザラン完了♫

メーサイは石がたくさん売っていて、彼も私も石好きだから欲しくなっちゃう(>_<)
でも今買ったら絶対割れるから一個だけヒスイのチャームを購入。
純度はいまいちだけど、30バーツ、安い!

宿はバンブーハウスという、地球の歩き方に載っていた宿に行ってみたら、200バーツでホットシャワーインサイド、ベッドもきれいで文句なし!!

街をぶらぶらしていてものんびり具合が心地よいし、それでいてスーパーもセブンイレブンもあるし、
観光できるようなお寺も近くにあって拝観料もかからないし、
ここに長居したいくらいだよー(>_<)

チェンマイの宿に2日で戻るって言ってしまわなければよかった…(>_<)
メーサイすごく居心地いい!
街に癒されたの久々だー♫
最近の疲れが少し癒えたよ。
 
ビザランするなら少し高いけど、メーサイ⇔ミャンマー
は個人的には超オススメ☆

久しぶりに一日が長くて充実してたー。
明日チェンマイに帰るよー。チェンマイはまだ大使館との往復のみで全く観光してないから、帰ったら観光しよう。

  —From the present me

一瞬いただけの街なのにしっかりと色と街の空気感が蘇ってくる。
好きだったなぁ、この街。

学生時代のバイト先の飲食店にミャンマーの方が多く働いていて交流があった。急に来なくなった方もいれば、のちに帰化された方もいる。
ミャンマーの方同士でのミャンマー語のおしゃべりの内容がわからなくて、日本にいるのにちょっと寂しい気持ちにもなった。
それくらい、アルバイトはミャンマーの方の比率の方が多かった。
遅刻したりサボったりということは全くない中、急にぱったり来なくなると、何とも言えない気持ちになった。
当時まだそのことの意味は朧げにしかわかっていなかったし、今だってその後どうなってしまったかは本当の意味ではわからないのだけど。
みんなすごく優しかった。初めてのアルバイトだったこともあるかもしれないけれど、一人一人の顔をはっきりと覚えてる。
そんな人たちの生まれた国に行けるのは、嬉しさと、少し怖さもあって。
私が出会えたミャンマーの街はその人たちと同じように笑顔で優しい国だったけれど、調べてみたらその国を出たいと思う理由もわかって。
こういう国だから全てにおいてこう、なんてことは全くないんだな。
日本も場所によって環境や状況が全く違う。電車で1時間とかからない場所でも街の雰囲気が全く違う、と最近いっそう感じるようになった。
日本だから、の感覚もきちんと周りの状況を見てアップデートしていかなくては。

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