12-25.08.14 『ノンカイ→バンコク12時間列車移動』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.08.14 『ノンカイ→バンコク12時間列車移動』

朝6時発の列車に乗るべく、4時に起床。
例のごとく彼は起きない…。

私は出発まで時間があまりないと思って結構バタバタ準備をしているのに、 遅く起きた上に余裕でタバコ吸ってるのが無性に腹立つ。

今日も早朝発だから、自分たちでケトルでインスタントラーメンを作って食べたのだけど、食べ終わった後に
「なんだ、結構時間余裕だね。」
と言い放った彼。

だれがお湯沸かしておいたと思ってるんじゃー!!!
きー(-_-;)
イライラしつつも無事に駅には到着。

電車に乗るなり彼は、
眠い、と、座席が決まってる切符なのに、私たちの席じゃないところで、
だいじょぶっしょ~
と座席の上で横になり爆睡。

今8時半。
2時間半一回も起きない。

私はうとうとしつつも、駅ごとに人が入ってくると起きて警戒&彼が寝てる席の人が来ないか心配しているのだけど。
こいつ一切起きません。
しかも腹巻(お金を服の下に身につけておくための薄っぺらいウエストポーチのようなもの)も財布もズボンからはみ出てるし。
一人旅のときよく何も取られなかったなぁ、としみじみ思う。

そして私はトイレに行きたいのですが荷物を置いて行くのが心配で行けません。
起きてトイレ行きたかったって文句言っても、
きっと
なんで行かなかったの?
だいじょぶっしょ。
と言われるだけに違いない(笑)
大抵彼の言うとおり、大丈夫なのがちょっと悔しいんだけどね(>_<)

実際、彼が起きてすぐに、
トイレ行きたかったー!
って言ったら素直に
あ、ごめん。
と、一応の謝罪。
想像よりは優しかった(笑)

タイに入ってから前回残しておいた2000バーツしかなくて、予定外の連泊&ルート変更もあり、 今残り400バーツ。
今日の宿代を考えるとほとんど余裕なし。
タイはATM手数料が高いらしく、日本円をバーツに変えた方が得、
さらに換金率がいいところがバンコクにあるらしくて、
彼はなんとしてもそのバンコクの換金所で変えたいよう。

水はたくさん持ち込んだし、パンも持ってきたけど、
水だけじゃ喉の渇きは癒えず、 めっちゃジュース飲みたい(>_<)
でも電車の中で買うと通常の倍くらいかかるから、
電車降りてからね!
と彼のOKが出なくて買えない(/ _ ; )
でもこの渇き具合はんぱない。
このままあと半分以上の時間を耐えるの無理!・゜・(ノД`)・゜・。



この極限状態で思いついたのが、
インスタントコーヒーの粉!!

いつもケトルでお湯沸かしてホットでしか飲んだことないけど、
これ、水でもペットボトル振ればいけるんではないかっ!!
思いついちゃったよ~!

結果大成功\(^o^)/

ちょっと薄いけど水より満足度高い!甘さがしみるー!!!
助かった(/ _ ; )

列車12時間、かったい椅子に座って移動はかなりきついかなと思ったけど、
なんだかんだ山路を車で8時間より疲労感が少なかった。

カムバックバンコク。
美味しいもの食べるぞー!!

  —From the present me

彼の言動はいつものことだから今更驚かないが、1番驚いたのは、
水だけじゃ喉の渇きが癒えない
と言っていること。
今はほぼ水とブラックコーヒーしか飲んでないし、ジュースは全く飲まない(お酒は別) 帰国後数年してアレルギーが増えて、ウリ科とバラ科でかゆくなってしまうようになったから、
それでジュースをのまなくなったのだろうか。
今は甘すぎてほとんどのめなかったり
たいていのフルーツジュースにマンゴー、りんご、もも、バナナあたりがはいっているから壊滅的。
こんなに感覚って変わるもので、あたかも昔からそうだったかのように思っていることもあるんだな。

コメント