このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
12-25.07.31『さよならハノイ ロンビエン橋と癒しのチュー』
ハノイともやっと今日でお別れ。荷造りをしているとめずらしく朝から土砂降りの雨!
そして工事による停電。
Wi-Fiも使えなくなってまいった。
寝台のピックアップまでかなり時間があるので、荷物を預けて街をぶらぶら。
まだ見ていなかったパリのエッフェル塔と同じ建築家が造ったというロンビエン橋に行く事に。
歩くこと30分。
へ、へぇ~…。
という橋が出現。
…
写真もとらずに踵を返し、中心地に戻る。
期待値が高かっただけに、ちょっと期待外れ。
17時までまだまだ時間があるので、中心地をぶらぶら。
屋台で発見したチューを飲むことに。

私は甘いものにすぐ飽きるから、大量のコンデンスミルクに途中で飽きたけれど、彼の方が、もう一個いけそう!と満足していた。
今時間を持て余して、池を見ながらぼーっとのんびり中。
こんなに早いとこ次に行きたい街は稀。
—From the present me
めちゃくちゃ美味しそうなチューの写真を見て、18000円ドンっていくらくらいだったんだろうと思って調べてみたら108円だった。
それでもお得だな、と思ったのだけれど、さらに2012年の時点でいくらだったか調べてみたら68円だった。
それは安すぎる。というかこの13年での変化。悲しみの日本円。
調べ始めたら色々確認したくなって、ロンビエン橋も本当にそんなに大したことなかったのか?と思って調べてみた。
今の私なら絶対写真撮るのに、と言う素晴らしさ。好きなんだが、どうした2012年の私!
そして調べた写真画像を見てもなお、全く自分の記憶としては思い出せない。
何もちゃんと向き合って見ようとできてなかったんだなぁ。それだけ心を開けていなかったハノイ。
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