このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
12-25.07.27『さよならフエ 温かな再会と遺伝子記憶』
せっかくフエに戻ってきたので、ビリヤードをやったレストランとは別の、行きつけの(といっても二回だけだけど)レストランへ。
ここでも私たちのことを覚えていてくれた!
このレストランのフエスペシャルヌードルwithベジタブルが大のお気に入り。
最後にもう一度食べられて幸せだった~♫
野菜がたーくさん入っていて、身体にしみる。茹で野菜が1番身体に優しくて大好き。
チェックアウト後は居場所もないので、スーパーのイスでお菓子を食べたり、
サンダルがそろそろ寿命になりそうだったので、ダム市場に行きサンダルも購入。
5ドルからのスタートが、交渉したらあっさり2ドルに!
ラッキー!
ずっと日本から持ってきた草履サンダルを履いていたから、
ビニールビーサンは慣れなくて、履いていたら足が痛くなってしまった。
後で手拭いでも巻いてアレンジしてみよう。
レストランで早めの夕飯をとりながら出発までの時間を潰していると、
オリジナルビュンオン(日本人に人気のゲストハウス。私たちが行くといつもいっぱいで泊まれない)の日本語が話せるスタッフさんが、ハロン湾のツアーの案内を見せてくれた。
結局高くて申し込まなかったけれど、快く他の事も色々教えてくれた。
この人のゆる~い感じが結構好き。
泊まってないのにいつも親切。
初めて会った時、どっかで見たことあるような気がしたんだけど、結局思い出せず。誰に似てるのかな。
フエにお越しの際はぜひオリジナルビュンオンへ。
そこがいっぱいなら、向かいのホテル(私たちが泊まっていたところ)もちょっと高いけど親切だからオススメ。
17時にピックアップバスが来て、ツアー会社の前で降りると…。
以前ビリヤードをした時の、ビリヤード上手いおっちゃんが誘導の仕事?をしてた!
あの人の本業はいったい…。
これから寝台でハノイに向かいます。
どっかで見たことがあるような気がしたオリジナルビュンオンのスタッフさん。
顔は思い出せないけど、この人が持っていた雰囲気は自分の中にすごく残っていて、
朧げな記憶なのに、なんだか特別なもののような気がする。
この旅の間に、こういう既視感が何度かあった。
人だったり、景色だったり、対象は色々で
初めて会った人、初めて行ったところなのに、懐かしい感覚。
これってなんなんだろう。
遺伝子記憶とかかな。
少し話は飛んでしまうけれど、今私は子どもがいなくて、
産むことができるリミットも近づいてきてしまっているのだけれど、
子孫を残さない人生になってしまうかもしれないことについて私が初めて強く罪悪感を感じたのは、
この受け継がれてきた遺伝子記憶をここで終わらせてしまうことに気づいた時だった。
私のせいでご先祖様たちが引き継いで来てくれた記憶が全部なかったことになってしまうかもしれない、と言う責任に、絶望しかけたのだけれど、
ハッと妹が引き継いでくれていることに気づき、すでに子どもを産んでくれている妹の存在にとても感謝した。
子どもを産むってすごいことだなっていう再認識と、それをしていない自分に対しての劣等感や申し訳なさみたいなものは強くある。
そして私の記憶は受け継がれない悲しさもある。
だからこうして私は私の記憶を残しているのかな。
そう思ったら、なんだかちょっと悲しくなってきた。
ここでも私たちのことを覚えていてくれた!
このレストランのフエスペシャルヌードルwithベジタブルが大のお気に入り。
最後にもう一度食べられて幸せだった~♫
野菜がたーくさん入っていて、身体にしみる。茹で野菜が1番身体に優しくて大好き。
チェックアウト後は居場所もないので、スーパーのイスでお菓子を食べたり、
サンダルがそろそろ寿命になりそうだったので、ダム市場に行きサンダルも購入。
5ドルからのスタートが、交渉したらあっさり2ドルに!
ラッキー!
ずっと日本から持ってきた草履サンダルを履いていたから、
ビニールビーサンは慣れなくて、履いていたら足が痛くなってしまった。
後で手拭いでも巻いてアレンジしてみよう。
レストランで早めの夕飯をとりながら出発までの時間を潰していると、
オリジナルビュンオン(日本人に人気のゲストハウス。私たちが行くといつもいっぱいで泊まれない)の日本語が話せるスタッフさんが、ハロン湾のツアーの案内を見せてくれた。
結局高くて申し込まなかったけれど、快く他の事も色々教えてくれた。
この人のゆる~い感じが結構好き。
泊まってないのにいつも親切。
初めて会った時、どっかで見たことあるような気がしたんだけど、結局思い出せず。誰に似てるのかな。
フエにお越しの際はぜひオリジナルビュンオンへ。
そこがいっぱいなら、向かいのホテル(私たちが泊まっていたところ)もちょっと高いけど親切だからオススメ。
17時にピックアップバスが来て、ツアー会社の前で降りると…。
以前ビリヤードをした時の、ビリヤード上手いおっちゃんが誘導の仕事?をしてた!
あの人の本業はいったい…。
これから寝台でハノイに向かいます。
—From the present me
どっかで見たことがあるような気がしたオリジナルビュンオンのスタッフさん。
顔は思い出せないけど、この人が持っていた雰囲気は自分の中にすごく残っていて、
朧げな記憶なのに、なんだか特別なもののような気がする。
この旅の間に、こういう既視感が何度かあった。
人だったり、景色だったり、対象は色々で
初めて会った人、初めて行ったところなのに、懐かしい感覚。
これってなんなんだろう。
遺伝子記憶とかかな。
少し話は飛んでしまうけれど、今私は子どもがいなくて、
産むことができるリミットも近づいてきてしまっているのだけれど、
子孫を残さない人生になってしまうかもしれないことについて私が初めて強く罪悪感を感じたのは、
この受け継がれてきた遺伝子記憶をここで終わらせてしまうことに気づいた時だった。
私のせいでご先祖様たちが引き継いで来てくれた記憶が全部なかったことになってしまうかもしれない、と言う責任に、絶望しかけたのだけれど、
ハッと妹が引き継いでくれていることに気づき、すでに子どもを産んでくれている妹の存在にとても感謝した。
子どもを産むってすごいことだなっていう再認識と、それをしていない自分に対しての劣等感や申し訳なさみたいなものは強くある。
そして私の記憶は受け継がれない悲しさもある。
だからこうして私は私の記憶を残しているのかな。
そう思ったら、なんだかちょっと悲しくなってきた。
コメント