12-25.07.25『サワンナケートの試練 犬の恐怖とフエへの希望』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.07.25『サワンナケートの試練 犬の恐怖とフエへの希望』

パクセーでラオスいい!すき!となった私たち。
次なる目的地、サワンナケートに期待!

ところがなんか…さびれてる?
栄えてないとか、何もないとかじゃなく、なんだか街全体がグレーで重たい感じ。
その印象の大半は、無駄に吠えてくる犬。
多すぎる…。
こんなに犬がいなければ、何もない街だけど、バナナクレープ美味しかった♫
タイでの感動再び!
メコン川でも観に行こうか!って気分だったのに。
アユタヤ並の怖さ。

  (バイオハザードみたいな犬と対決した日)

一回、三匹に吠えられて、彼が威嚇してくれて、追っ払って歩いても、
後ろからしばらく吠え続けてきた。
最近、犬が少ない街ばかりだったから、タイで培った免疫なくなった。

街にツーリストオフィスもなく、インフォメーションは16時に閉まっていると言う やる気のなさ。

バスターミナルから30分、
バックパックを背負ってホテルまで歩いてきた道を、 荷物を置いて、犬に怯えながらバスターミナルに戻る。
ツーリストオフィスが開いていなかったから、またバスターミナルまで戻らなくては行けない。ハノイ行きのバスチケットを取るためだ。

はぁ…。
遠いより、なにより犬が…。

絶対、明日にはここを出るんだ!と言う一心で頑張って歩く。。
が…。
チケット売り場で、ハノイ行きのバスは火曜か土曜しかないとのこと。
…(´・_・`)…。

土曜日までここにいるなんて、絶っっ対にいや!
しょうがない。
もときたフエに戻ろう。
私のわがままが珍しく通った。
ちょっともったいないけど、またフエへ戻る。

しかも、久しぶりのツーリストバス!
国境越えも安心!
(110000kipもしたから、自分にそう言い聞かせてる)。

フエでの素敵な出会いと、 まだ手に入れてない「ラオスの地球の歩き方」との出会いに期待!

(宿安かった、と言うコメントとと共に宿の写真しかなかったこの日の冴えないサムネイル)
我々の侵入が犬たちの間ですでに知れ渡っていて、どこに行っても
「よそ者が来たぞ!」
街中の犬にそう言われているような、そんな吠えられ方だった。

びくびくしながらずっと気を張って、犬たちに出会うたびに数匹にまとめて吠えられ、この旅の中でもベスト5に入りそうな恐怖だった。

対人のリスクはこちらの対応次第で回避可能なことの方が多いけれど、動物はどうにもならない。
私は常に半泣きだったので、1人だったら完全に負けていたと思う。
海外に行く時は動物対策調べていくのがおすすめです。

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