12-25.06.17『カオサン来たよ』

旅のエッセイ
昨日は彼の弟くんと一緒に贅沢コース。
義弟くんはタイに住んで日本の会社で働いているので、空港を出てまずは弟くんのところへ直行。まだ使わない荷物を預けさせてもらう。
感謝!
貧乏旅行のバックパッカーとは違うのか、部屋もきれい!行くところも結構リッチ。
旅と生活じゃ違うよなぁを目の当たりにする。

義弟くんの案内でフードコートへ行ったり、デパートをまわってみたり、日本とほとんど変わらないようなところにたくさん行った。
セブンイレブンもしょっちゅうあるし、クーラーもきいてるし、伊勢丹やマックやケンタもある。
歩いていると犬がうろうろしていたりして、それだけはまだ慣れない。

一転、バンコクの夜は一気に空気が変わる。
人が多くてちょっとこわい。
片手片足がない人が地べたをはいずりまわって、お金稼いだりしていた。
職業として稼ぐためにやっていると聞いたけれど、まだ凝視できない。

彼はこのままカオサンへ向かい安宿にいってしまいたかったようだが、私はもうへとへと。しかもこんな夜更けにでっかい荷物を持って出歩くなんてこわすぎる。
ごねにごねて、弟くんの家の近くの宿へ泊まることに。

彼はかなり渋い顔。
一番安い男女共同ドミトリーを選んだけれど、それでも高かったらしい。
私はまだ相場がよく分からない。

汚さなどはわりと覚悟をしてきたので、思ったよりもきれいでびっくり。
それでも彼はずっと納得のいかない様子だった。

そして今朝、いよいよカオサンへ。
タイはバスがたくさん通っていて、どこに行くならどの番号、と覚えてしまえば楽に移動できるらしい。
しかもラッキーだと無料バスの時もあるそうな。
たまたま乗ったバスがなんと無料バス♫

しかし、まだ乗り切っていないのに出発したり、運転もあらかったりでびっくり。
でも座る時にふらついていたら、おばちゃんが手を貸してくれた。
やっぱりタイは温かい。

カオサンロードは、タイ人より欧米人の方が多いのではというくらい欧米人だらけ。
刺青をいれてる人も多い。
初めてこんなに刺青をみた。

もともと物価が高いらしいけれど、彼が一人でバックパッカー旅にきた5年前と比べても、相当値上がりしたと言っていた。
アジアに来たのに、こんなに欧米人ばかりなんてちょっと拍子抜け。
日本人のバックパッカーにはまだ会っていない。

タイは暑くて、「このくらいなら大丈夫!」と思っていても、ちょっと歩くだけで体力が奪われていく。

今日の宿は、まなぶが昔泊まっていたというカオサンの宿。
2人で180バーツ!安い!
たしかに昨日は相当高かったんだな、と納得。

決して綺麗とは言えないけれど、思ったより綺麗。
これくらいなら頑張れそう!
ただ、トイレがついにきた。手桶スタイル…。
シャワーとトイレが一緒になっていて、なれないうちはシャワーで頑張るしかない。
ただしシャワーも水しか出ない。

頑張った。
いくらタイが暑いとはいえ、水シャワーじゃ洗えている気がしないし寒い。
昼間でも水シャワーを浴びたら途端に寒くなる。
夜になんて浴びられたもんじゃない。
試練!

「彼はこのままカオサンへ向かい安宿にいってしまいたかったよう。」
この主張をされた時、私は本当に唖然とした。
昼間とは打って変わって、真っ暗な夜道のそこらじゅうで犬が吠えている声が響き渡っている。
ここを歩けと…?!
折れてくれて本当によかった。

タイでは野良猫のような出現率で犬がいる。
肝炎の注射は打ってきたけれど、もし犬に噛まれたらすぐに病院に行くしかない。
海外の病院は怖すぎる。

「思ったより綺麗」と言っているけれど、手桶トイレ然り、よく頑張ったなと思う。
相当大変と覚悟して旅に出たんだな。
今の私が当時の私ともし急に入れ替わったら、すぐに適応するのは難しいかもしれない。

明日の日記はこちらに続く

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