このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
13-26.01.19『1週間ぶりのシャワーを求めて交渉! ナガルコットの宿探しと、見逃した夕陽』
朝起きてふと窓に目を向けると気持ちの良い晴天。
昨日の雨が嘘のよう。
起き上がって、ノビをする。
窓の外は今までカトマンズでみたことがないほど緑が青々としている。
雨が土埃や排気ガスのグレーを全て洗い流してくれたよう。
ほんとに気持ちの良い朝。
時計をみるとなんと9時前!
いつもは目覚ましをかけなくても8時前後には目が覚めるのに。
そういえば今日は夜中にも一度も目が覚めず爆睡。
気持ちよく眠れた!
そしてなんと、かゆいかゆいの蕁麻疹もだいぶよくなっているではないか!
雨は私の中の毒素まで洗い流してくれたのね(笑)
今日はお出かけ日和♫
思いきってカトマンズの部屋は借りたまま、
バクタプルとナガルコットに行ってしまおう。
雨、ありがとう!!
いつものようにミニバスにのってカトマンズ郊外の街へ。
ネパールのバスはミニバンのようなもので、多分家族でやっているのではないか、という感じ。
たいていパパらしきおじさんが運転手。
若い男の子が入口から乗り出して、
「バクタプルバクタプルバクタプル!」
などと呼び込みをしている。
100ルピーを渡すとお釣りがこない。
えー? 1人50ルピーのわけないよね…
一年前の地球の歩き方で20ルピー。
値上がりしていても30ルピーそこそこだと思う。
結局最後までお釣りはかえってこなかったので、今日はためしにお釣りは? と降りる時に笑顔で聞いてみることにした。
とりあえずためにしなんでも言ってみるのはインド人式(笑)
お釣りは?
「えっ、1人50ルピーだよ!」
と若い男の子。
うそだぁ! 20~30くらいだと思うんだけど? ニコ(^^)
…
25ルピー返ってきた。
絶対これでも少ないとおもうんだけど(しかも2人なのにお釣りが奇数)仕方が無い。
うわー! やったなぁ~!
とバスに乗り込む男の子に笑いながら日本語で言ってみる。
まあ絶対ぼられてるけど25ルピーだけでも戻ってきて、試しに言ってみて良かったよね。
と、テコテコ歩いていると、さっきの男の子がダダダっと再度駆け寄ってきて、
「ん!」
とトトロのカンタみたいに25ルピーを手渡してきた!
えー!!
とうちゃんに怒られでもしたのかな(笑)
なんかかわいい(笑)
とりあえず言ってみて50ルピー返ってきてよかったよ。言ってみるもんだね。かわいかったし。
バクタプルの街をテコテコ歩いていると結婚式のパレードが。
男の人たちはスーツを着てる!
インドでは考えられないからなんだか新鮮!
そしてバクタプルの寺院たちは他と比べ物にならないくらいすごい!
お天気が良かったのもあるかもしれないけれど、広場にでた瞬間うわーっ!
ってさけんじゃうほど。
圧巻。
街も古い建物たちをきちんと残していて、歩いているだけで楽しい。
行った方がいいよ! とすすめてくれた、アティティツアーズのスディールさんに感謝。
楽しい街並みをぬけて今度はナガルコット行のバス停へ。
景色が良いと言われているナガルコット。
明日の朝頑張って早起きして朝日に染まるヒマラヤを見るべし!!
2台並んでいたバス。
先に出発するというバスはほぼ満席。
おとなしく次のバスで座って待つ。
前のバスも満席なのになかなか出発しない…
と思って見ていたら、なんと車体の上の荷物を乗せているところに人が!
ネパールで昔あそこに乗って即行後悔したことがあるって彼によく聞かされていたけれど、どんどん人が乗り込んで行く。
女性や子どもまで。
うへー。
あそこに乗ると、道が悪いからどこんどこん跳ねたり振り落とされそうになる上に、上からの障害物(木やら電線やら)もあるし、寒いし大変らしい。
みんな頑張るね。
私たちのバスも無事発車し、1時間弱でナガルコットに到着。
うん! 空気いい! 景色もいい!
テコテコ宿を探す。
ここ、きたなそうだし安いんでない? という宿を彼が発見。
えー! カトマンズで全然シャワー浴びれてないから、私はなんとしてもホットシャワーを今日浴びたいのに!
絶対出ないでしょ!
ってくらいさびれてる。
部屋を見せてもらうとまあまあきれいではある。
ホットシャワーも一応出るといってはいる。
ディスルーム、ハウマッチ?
スィクスティ。
…ん? 60?
えっ、60?
「イエス。ワンサウザンドスィクスティ。」
わわわわわんさうざんどだとぉ?!
…OK。ノーセンキュー。
…
いや~びっくりしたぁ!
何事!
この宿で1060て!
はぁびっくり!
他の宿を探す。次の宿はアウトサイドトイレの部屋しかなく、これまたノーセンキュー。
今日はなんとしても、ホットシャワーを浴びたいの!
だってね、日本にいたら考えられないけど、銭湯に行ったあの日から、もう約1週間シャワー浴びれてないの! 頭洗えてないのー!!
今のカトマンズの宿、水も汚すぎるし、気持ちウォームくらいのシャワーしかでないから、もう今日浴びれなかったらポカラまで浴びれない。
ってわけで、今日こそは絶対ありつきたい。
テコテコ歩いていると、仲介っぽいやつに捕まる。
別に教えてもらわずとも次そこいくつもりだったのにってホテルへとつれていかれる。
仲介料とられるんだろうな…。
でも部屋を見せてもらったら、すごくいい眺め!
しかも部屋あったかい!!
ハウマッチ?
800ルピー。
うーん。そうだよね。ちょっと高い…。
ホットシャワーも4時半までの太陽が出てる間は使えるっていうし(今4時)
Wi-Fiも使えるっていうし…
でもちとたかい。
もっと安い部屋は?
一個下の階。
ガチャ。
…
うーん。景色が違いすぎる…。
逆側に窓があるみたいで、道しか見えない…
ハウマッチ?
600ルピー。
200しか変わらないなら絶対上のがいい。
ここは、さすが彼。
交渉タイム!
上の部屋で700にしてくんない?
…OK!
やった!
チェックインを済ませ、
わーいわーいホットシャワー!
って思って蛇口をひねるも、おや。
またいつもの感じですか。
いつものただの冷たすぎない水が出てくるだけのパターンですか?
いつもなら、太陽の熱であっためてるタンクのお湯ってことは分かってるから、諦めてるところ。
カトマンズもそうだし。
でもさ、4時半まで出るって言ったじゃん?! 今日こんなにいいお天気でホットじゃないならいつでるわけ?!
と、今日なんとしてもシャワーを浴びたい私は負けない!
しょうがないんじゃん? といつになく諦めモードの彼。
でもホットシャワーでるっていうから少し高いけどここにしたんだから!
と私は言いに行ったよ!
そしたら、
「この部屋はもっと高いんだから、シャワー使うだけだぞ」
と、ガスシャワーが部屋についているところを貸してくれた!
言ってみるもんだ!
高い部屋の掛け布団は私たちの部屋の毛布よりふかふかで、こういうとこにも差をつけてんだな、と思った。
シャワーも途中で水になったりはしたけど、なんとか頭は洗うことができて感謝。
ここもホットシャワーとは言えない温度で、かなり寒かったけど。
ごはんを食べるべく外に出るとさらに寒い。
夕陽がすごくきれいで写真を撮りたかったのに、寒いからチャイのも!
と彼。
飲んでる間に夕陽沈まないかな?
大丈夫大丈夫!
(また根拠もなく…)
やっぱり根拠なんて、なにもなく、
チャイ飲んでから出たら夕陽沈んでた!
もっとみたかったのにぃ! バカバカ!
ナガルコットは景色以外には特に何もなく、観光地化されすぎてレストランはどこも高い。
仕方なく入ったレストランも
高いしおいしくない。
やっぱりカトマンズのローカル食堂、最高!
安さもそうだけど、なによりおいしい。
ツーリスト向けってだけでこの値段になってる悲しさ。材料費なんて変わらないわけだし、サービスや、優しさも絶対にローカル食堂が上回ってる。
全く…。
朝ごはんはクッキーで済ますしかない、とクッキーを買おうとするもこれまた、高いし。
全ては明日の朝ヒマラヤをのぞむため。
我慢…我慢…
カトマンズ戻ったらあの食堂でたくさん食べよう。
ありがたさを再度実感。
明日は素敵な景色が見られますように。
そりゃあ山の上なんだから色々高いだろうよ、と今なら思う。
昨日の雨が嘘のよう。
起き上がって、ノビをする。
窓の外は今までカトマンズでみたことがないほど緑が青々としている。
雨が土埃や排気ガスのグレーを全て洗い流してくれたよう。
ほんとに気持ちの良い朝。
時計をみるとなんと9時前!
いつもは目覚ましをかけなくても8時前後には目が覚めるのに。
そういえば今日は夜中にも一度も目が覚めず爆睡。
気持ちよく眠れた!
そしてなんと、かゆいかゆいの蕁麻疹もだいぶよくなっているではないか!
雨は私の中の毒素まで洗い流してくれたのね(笑)
今日はお出かけ日和♫
思いきってカトマンズの部屋は借りたまま、
バクタプルとナガルコットに行ってしまおう。
雨、ありがとう!!
いつものようにミニバスにのってカトマンズ郊外の街へ。
ネパールのバスはミニバンのようなもので、多分家族でやっているのではないか、という感じ。
たいていパパらしきおじさんが運転手。
若い男の子が入口から乗り出して、
「バクタプルバクタプルバクタプル!」
などと呼び込みをしている。
100ルピーを渡すとお釣りがこない。
えー? 1人50ルピーのわけないよね…
一年前の地球の歩き方で20ルピー。
値上がりしていても30ルピーそこそこだと思う。
結局最後までお釣りはかえってこなかったので、今日はためしにお釣りは? と降りる時に笑顔で聞いてみることにした。
とりあえずためにしなんでも言ってみるのはインド人式(笑)
お釣りは?
「えっ、1人50ルピーだよ!」
と若い男の子。
うそだぁ! 20~30くらいだと思うんだけど? ニコ(^^)
…
25ルピー返ってきた。
絶対これでも少ないとおもうんだけど(しかも2人なのにお釣りが奇数)仕方が無い。
うわー! やったなぁ~!
とバスに乗り込む男の子に笑いながら日本語で言ってみる。
まあ絶対ぼられてるけど25ルピーだけでも戻ってきて、試しに言ってみて良かったよね。
と、テコテコ歩いていると、さっきの男の子がダダダっと再度駆け寄ってきて、
「ん!」
とトトロのカンタみたいに25ルピーを手渡してきた!
えー!!
とうちゃんに怒られでもしたのかな(笑)
なんかかわいい(笑)
とりあえず言ってみて50ルピー返ってきてよかったよ。言ってみるもんだね。かわいかったし。
バクタプルの街をテコテコ歩いていると結婚式のパレードが。
男の人たちはスーツを着てる!
インドでは考えられないからなんだか新鮮!
そしてバクタプルの寺院たちは他と比べ物にならないくらいすごい!
お天気が良かったのもあるかもしれないけれど、広場にでた瞬間うわーっ!
ってさけんじゃうほど。
圧巻。
街も古い建物たちをきちんと残していて、歩いているだけで楽しい。
行った方がいいよ! とすすめてくれた、アティティツアーズのスディールさんに感謝。
楽しい街並みをぬけて今度はナガルコット行のバス停へ。
景色が良いと言われているナガルコット。
明日の朝頑張って早起きして朝日に染まるヒマラヤを見るべし!!
2台並んでいたバス。
先に出発するというバスはほぼ満席。
おとなしく次のバスで座って待つ。
前のバスも満席なのになかなか出発しない…
と思って見ていたら、なんと車体の上の荷物を乗せているところに人が!
ネパールで昔あそこに乗って即行後悔したことがあるって彼によく聞かされていたけれど、どんどん人が乗り込んで行く。
女性や子どもまで。
うへー。
あそこに乗ると、道が悪いからどこんどこん跳ねたり振り落とされそうになる上に、上からの障害物(木やら電線やら)もあるし、寒いし大変らしい。
みんな頑張るね。
私たちのバスも無事発車し、1時間弱でナガルコットに到着。
うん! 空気いい! 景色もいい!
テコテコ宿を探す。
ここ、きたなそうだし安いんでない? という宿を彼が発見。
えー! カトマンズで全然シャワー浴びれてないから、私はなんとしてもホットシャワーを今日浴びたいのに!
絶対出ないでしょ!
ってくらいさびれてる。
部屋を見せてもらうとまあまあきれいではある。
ホットシャワーも一応出るといってはいる。
ディスルーム、ハウマッチ?
スィクスティ。
…ん? 60?
えっ、60?
「イエス。ワンサウザンドスィクスティ。」
わわわわわんさうざんどだとぉ?!
…OK。ノーセンキュー。
…
いや~びっくりしたぁ!
何事!
この宿で1060て!
はぁびっくり!
他の宿を探す。次の宿はアウトサイドトイレの部屋しかなく、これまたノーセンキュー。
今日はなんとしても、ホットシャワーを浴びたいの!
だってね、日本にいたら考えられないけど、銭湯に行ったあの日から、もう約1週間シャワー浴びれてないの! 頭洗えてないのー!!
今のカトマンズの宿、水も汚すぎるし、気持ちウォームくらいのシャワーしかでないから、もう今日浴びれなかったらポカラまで浴びれない。
ってわけで、今日こそは絶対ありつきたい。
テコテコ歩いていると、仲介っぽいやつに捕まる。
別に教えてもらわずとも次そこいくつもりだったのにってホテルへとつれていかれる。
仲介料とられるんだろうな…。
でも部屋を見せてもらったら、すごくいい眺め!
しかも部屋あったかい!!
ハウマッチ?
800ルピー。
うーん。そうだよね。ちょっと高い…。
ホットシャワーも4時半までの太陽が出てる間は使えるっていうし(今4時)
Wi-Fiも使えるっていうし…
でもちとたかい。
もっと安い部屋は?
一個下の階。
ガチャ。
…
うーん。景色が違いすぎる…。
逆側に窓があるみたいで、道しか見えない…
ハウマッチ?
600ルピー。
200しか変わらないなら絶対上のがいい。
ここは、さすが彼。
交渉タイム!
上の部屋で700にしてくんない?
…OK!
やった!
チェックインを済ませ、
わーいわーいホットシャワー!
って思って蛇口をひねるも、おや。
またいつもの感じですか。
いつものただの冷たすぎない水が出てくるだけのパターンですか?
いつもなら、太陽の熱であっためてるタンクのお湯ってことは分かってるから、諦めてるところ。
カトマンズもそうだし。
でもさ、4時半まで出るって言ったじゃん?! 今日こんなにいいお天気でホットじゃないならいつでるわけ?!
と、今日なんとしてもシャワーを浴びたい私は負けない!
しょうがないんじゃん? といつになく諦めモードの彼。
でもホットシャワーでるっていうから少し高いけどここにしたんだから!
と私は言いに行ったよ!
そしたら、
「この部屋はもっと高いんだから、シャワー使うだけだぞ」
と、ガスシャワーが部屋についているところを貸してくれた!
言ってみるもんだ!
高い部屋の掛け布団は私たちの部屋の毛布よりふかふかで、こういうとこにも差をつけてんだな、と思った。
シャワーも途中で水になったりはしたけど、なんとか頭は洗うことができて感謝。
ここもホットシャワーとは言えない温度で、かなり寒かったけど。
ごはんを食べるべく外に出るとさらに寒い。
夕陽がすごくきれいで写真を撮りたかったのに、寒いからチャイのも!
と彼。
飲んでる間に夕陽沈まないかな?
大丈夫大丈夫!
(また根拠もなく…)
やっぱり根拠なんて、なにもなく、
チャイ飲んでから出たら夕陽沈んでた!
もっとみたかったのにぃ! バカバカ!
ナガルコットは景色以外には特に何もなく、観光地化されすぎてレストランはどこも高い。
仕方なく入ったレストランも
高いしおいしくない。
やっぱりカトマンズのローカル食堂、最高!
安さもそうだけど、なによりおいしい。
ツーリスト向けってだけでこの値段になってる悲しさ。材料費なんて変わらないわけだし、サービスや、優しさも絶対にローカル食堂が上回ってる。
全く…。
朝ごはんはクッキーで済ますしかない、とクッキーを買おうとするもこれまた、高いし。
全ては明日の朝ヒマラヤをのぞむため。
我慢…我慢…
カトマンズ戻ったらあの食堂でたくさん食べよう。
ありがたさを再度実感。
明日は素敵な景色が見られますように。
—From the present me
そりゃあ山の上なんだから色々高いだろうよ、と今なら思う。
明日の日記はこちらに続く。


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