13-26.01.14『ネパールの祝日「マゲ・サンクラーンティ」を現地のご自宅で過ごした日』

旅のエッセイ
このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

13-26.01.14『ネパールの祝日「マゲ・サンクラーンティ」を現地のご自宅で過ごした日』

今日はマゲ・サンクラーンティという国民の祝日。
お祭りなのかと思っていたが、朝窓からみた感じ、いつもと変わらない。

オーダーメイドジーンズ、レインボーというお店のおっちゃんが、
「14日はうちで一緒にごはんを食べよう!」
とお家に招待してくれた。

このおっちゃん、6年前に、彼がジーンズを作った時も毎日トゥクッパを食べに連れていってくれたらしい。
今も、いつも顔を出すとチャイ飲むか? と招き入れてくれる。

今日がどんな日なのか、調べても出てこず、分からないままおっちゃんのところへ。

おっちゃんは店先でトランプゲーム中。
娘さんが部屋へと案内してくれる。

部屋に入るとおっちゃんの奥さんが私たちのおでこに赤いビィンディを塗ってくれ、頭と耳にオイルを塗ってくれた。

今日からどんどん暖かくなっていく。今日からまたスタートしていく、という、ネワーリーという民族にとって大切な日らしい。

今日食べることに意味がある、というダルバードをご馳走になる。
なんだか見慣れないプルプルしたゼラチン質のものがあり、

「これはなに?」
と聞くと、

「バッファローの肉のエキスを抽出して固めたもの」(全部の英語は分からなかったけど多分そういうこと)



ガーン。
聞かなきゃよかった(笑)

でも頂いたものは有難くいただきます!!
コラーゲンたっぷり、きっと!
しかも今日食べることに意味があるならきちんといただかないと!!

おっちゃんは結局トランプゲームから戻ってこなかったけれど、娘さんが色々とネパーリーとネワーリーの違いを教えて下さったり、3歳のおっちゃんのお孫さんも来ていて、その子と戯れたり、のんびりと楽しい祝日。

現地の人のお宅に伺うのは楽しくあったかい。
おっちゃんとご家族に感謝です。

今日はもう一ついいことが。
シルバーリングがほしいなぁと思っていたのだけど、チビだからサイズ直しができないお店になかなか私のピッタリサイズはない。

今日定価販売(アジアでは珍しく、ちゃんと品物に値段がついているお店)のお店に行ったらシルバーリング発見!

そしてなんとなんと、ちょっと可愛いかなと思ったリングが試してみたらまさかのピッタリ!

う~どうしよう。最初からピッタリなんてほとんどないし…でもちょっと日本でするには安っぽすぎるかなぁ~う~ん…

と悩んでいると、

定価販売のお店だからとくにごり押ししてくるでもなく、あれとってこれとっての私の要望に応えてくれていた無表情のおっちゃんが

「こんなにピッタリなんてことはないだろう。素敵な指輪だよ。よく似合ってるじゃないか。」
(※注 英語分からないから完全なる勝手なイケメン拡大解釈)

って胸キュン発言をしてくれたもんだから、気持ちよく購入。
無表情でさらっとかっこいいのは反則だわ。

—From the present me


今インド向けのBGM配信のYoutubeチャンネルをやっていて、今日はインドにとって大切な日と知り、今日投稿する用の曲はマカラ・サンクラーンティをイメージして作っていた。
この過去の日記を読むまで、すでに自分がこの日をちゃんとネパールでお祝いした経験があったことをすっかり忘れていた。なんてこった。(インドとネパールで少し呼び方は違うけれど同じお祝いみたい)

カトマンズが嫌だ、という日記を数日前に書いていたが、全然そんな気持ちだったことは忘れていて、いいところだった記憶しかないのは、このジーパン屋のおっちゃんとご家族にとても良くしていただいていたからだと思う。

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