写真とは…を考えることができた、濃すぎた1日。
銀座からスタート。
この日を迎えるまでにあれこれ銀座の歴史を調べていたら、なんだか切なくなってしまって、今だけにピントを合わせずに、ぼんやりと昔の想いや空気感も感じながら写真におさめたい気持ちに。
銀座に来たのはトーマス・ルフの展示会に行くため。
やっと写真の勉強を始めた私が、ベッヒャー夫妻を知った、と言うお話から、教え子の展示会やっているよ!と連れて来てくださった。ありがたすぎる。
存じ上げなかったトーマス・ルフさん。事前情報は見ずに行ったら、
なんじゃこれは…。
しゃ…し…ん……?!
写真はそこにあるものを撮るものだと思っていた。
この作品を見てもなお、何か水面の油とか撮ってたりするんですかね?と最初は思った。
作品を観つついろいろ教えていただく中で、
「そこにあるものを撮る」ってなんだろう、と思った。
そこにあるものをそのまま撮ることだけが、そこにあるものを撮っているとは限らないんだな。
今は今までの積み重ねで「今」になってる。
撮りたいものをどう撮るか考えるのが作品なんだ。
衝撃すぎて呆然としながらカフェーパウリスタへ向かう。
「銀ブラは銀座でブラジルコーヒーを飲むことである」
先日の駒場東大前フォトウォークで行ったカフェで知った事実。
その、芥川龍之介も通っていたカフェがカフェーパウリスタ、と言うことで、いろいろと当時のことを調べていた。
恥ずかしながら今まで歴史はテストのための暗記しかしてこなくて、対して興味も持てていなかったのだけど、AIに聞けるようになったことで「なんでそうなったの?」と言う素朴な疑問や、時代の流れ、横のつながりや影響を容易に調べられるようになった。
芥川たちの表情やその時の街の空気感がどんな感じだったか、そんなことまで想像できるくらい細かいことを深掘りしていくのが楽しくて。
気づいたらその時代から現代までのつながりの一部が見えた。
歴史を学ぶってこういうことだったのか。
リニューアルしているから実際に芥川がここに座っていた、と言うことではないのだけれど、それでも当時に思いを馳せながらコーヒーをいただくのは、とても豊かな時間だな、と思う。
学ぶって楽しい、がこの年にしてやっと体感できている。
パウリスタを後に築地へ向かう。
歩いているすぐ隣に高速道路への入り口があることが新鮮でウキウキする。
そんなに珍しいことでもないみたいだけれど、非日常への入り口が、歩いている目と鼻の先にあるなんて。
久しぶりの築地。
勝どき橋は工事中。
かつては国策で街の色が決められていったけれど、今はどこに向かってどこを目指してるんだろう。
月島も高いビルたちに囲まれていて、もんじゃストリートの周りだけ別世界だった。
ここの路地はガスメーターたちの宝庫すぎた。
その子達の写真はまた別の場所で。
そして新たにやりたいこと。
多重露光。
α7cさえいてくれたらもう他には何もいらないと思っていたけれど、この子では多重露光ができない。
なんということだ。
多重露光…したい…。
今日も最高のお散歩でした。
銀座からスタート。
この日を迎えるまでにあれこれ銀座の歴史を調べていたら、なんだか切なくなってしまって、今だけにピントを合わせずに、ぼんやりと昔の想いや空気感も感じながら写真におさめたい気持ちに。
やっと写真の勉強を始めた私が、ベッヒャー夫妻を知った、と言うお話から、教え子の展示会やっているよ!と連れて来てくださった。ありがたすぎる。
存じ上げなかったトーマス・ルフさん。事前情報は見ずに行ったら、
しゃ…し…ん……?!
写真はそこにあるものを撮るものだと思っていた。
この作品を見てもなお、何か水面の油とか撮ってたりするんですかね?と最初は思った。
作品を観つついろいろ教えていただく中で、
「そこにあるものを撮る」ってなんだろう、と思った。
そこにあるものをそのまま撮ることだけが、そこにあるものを撮っているとは限らないんだな。
今は今までの積み重ねで「今」になってる。
撮りたいものをどう撮るか考えるのが作品なんだ。
先日の駒場東大前フォトウォークで行ったカフェで知った事実。
その、芥川龍之介も通っていたカフェがカフェーパウリスタ、と言うことで、いろいろと当時のことを調べていた。
恥ずかしながら今まで歴史はテストのための暗記しかしてこなくて、対して興味も持てていなかったのだけど、AIに聞けるようになったことで「なんでそうなったの?」と言う素朴な疑問や、時代の流れ、横のつながりや影響を容易に調べられるようになった。
芥川たちの表情やその時の街の空気感がどんな感じだったか、そんなことまで想像できるくらい細かいことを深掘りしていくのが楽しくて。
気づいたらその時代から現代までのつながりの一部が見えた。
歴史を学ぶってこういうことだったのか。
学ぶって楽しい、がこの年にしてやっと体感できている。
パウリスタを後に築地へ向かう。
歩いているすぐ隣に高速道路への入り口があることが新鮮でウキウキする。
そんなに珍しいことでもないみたいだけれど、非日常への入り口が、歩いている目と鼻の先にあるなんて。
久しぶりの築地。
その子達の写真はまた別の場所で。
そして新たにやりたいこと。
多重露光。
α7cさえいてくれたらもう他には何もいらないと思っていたけれど、この子では多重露光ができない。
なんということだ。
多重露光…したい…。
今日も最高のお散歩でした。

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