このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
12-25.07.23『ワット・プーへの道 今日も優しさとラッキーで乗り切れた試練』
バンガローからサンライズが見えると聞いて、日の出時間が分からないまま4時半に起床。
彼は起きなかった。
まだ真っ暗な中で、鶏の声と、鳥のさえずりだけが聴こえる。
だんだん辺りが明るくなってくる。
あんなに暗かったのに、草や樹の輪郭が少しずつはっきりしてくる。
そろそろかな、と彼を起こしてやる。
「まだ暗い、あと30分くらいだよ」と偉そうに!
4時半に起きる予定だったところ、30分様子をみて待ってから起こしたのに!
むー(~_~;)と思いながら、日の出を待つ。
結局、どんどん明るくなるのに太陽は見えず。
曇りすぎて、見えなかったみたい。
残念。
でも真っ暗から明るくなっていく時間はすごく幸せだったなぁ。
早起きしてよかった!
本当は島には明日までいたかったけど、ニンニーおじちゃんに「船は火曜は現地人が使うから、月曜か水曜しかダメだ」と言われたので、 ニンニーの言うとおり今日、島を出ることに。
ワット・プーの近くで一泊し、明日朝一でワット・プーを見るべく、13号をバイクでかっ飛ばす。
13号沿いには、ところどころに木で作られた簡素な休憩所がある。
ナカサンから1時間ほど走り、休憩所で一息ついてると、パラパラと木の屋根を叩く雨音が…と思ったらあっと言う間に豪雨。
今休憩してなかったら、びしょ濡れだった!
さっき山で見た仏像にお祈りしたのが効いたのか、ナイスタイミング。
しかし雨はなかなか止まず、持ってたお菓子で昼食。
降ったり止んだりを繰り返し、1時間後に出発。
あと2時間走れば、ワット・プーの街に着くはず。
…が…。
ワット・プーと書かれた看板を曲がっても、それらしきものもホテルも見当たらず、ウロウロ迷子。
子どもがバイバイと手を振ってくれるのが可愛い。
迷子になっているせいで何度も同じところを通ることになったが、その3回とも手を振ってくれた。
船に乗らないといけないのかと思い船着場のおっちゃんに聞くと、「40キロ向こうだ」と。
英語だったから全部は理解できず、また迷いながら行ったり来たり。
結局同じ街に戻り、再度道を尋ねる。
今度はみんなラオ語のみ。
すごく一生懸命説明してくれた。
…分からなかったけど(笑)。
とりあえず、まっすぐ進む!だけはわかったのでまっすぐ進んでみる。
キョロキョロしながら走ってると、道端の人々が
「こっちだ!」
「こっちだ!」
と指差して教えてくれる。
みなさんのおかげでさっきとは別の船着場に到着。
ワット・プーの島に着く船であっているのか分からないまま、勧められるがままに船に乗る。
また雨が降ってくる。
島にホテルがなかったら終わりだ…。
雨がどんどん強くなる中思う。
船代は20000kipと、そこまで高くなくて安心。
街の人々にホテルを聞きながら進む。
雨が強くなる。
不安…。
…
あった!
ゲストハウス発見!
しかもすごく綺麗!
ゲストハウス発見後に雨はさらに強くなり、雷を伴う豪雨に。
ほんと助かった。
守られてるな、と今日も思う。
明日はやっとワット・プー!
今読み返すと、ニンニーおじちゃんも13号も唐突すぎる。
絶対補足が必要なのに、詳しいことは思い出せない。
ニンニーはそんなに仲良くなったおじいちゃんだったのかな。
名前まで知ってるから、きっと良くしてくれたんだろう。
コーン島の記憶は、なぜか朧げだ。
でも、コーン島を出た後の記憶は、自然と映像で蘇る。
突然の雨。
ラオ語で道を説明してくれた人々の笑顔。
雨宿りした屋根付き休憩所の雰囲気。
写真はほとんどないのに、ありありと浮かんでくる。
やっぱりコーン島には何かあったんじゃないか、と思いたくなってしまう。
彼は起きなかった。
まだ真っ暗な中で、鶏の声と、鳥のさえずりだけが聴こえる。
だんだん辺りが明るくなってくる。
あんなに暗かったのに、草や樹の輪郭が少しずつはっきりしてくる。
そろそろかな、と彼を起こしてやる。
「まだ暗い、あと30分くらいだよ」と偉そうに!
4時半に起きる予定だったところ、30分様子をみて待ってから起こしたのに!
むー(~_~;)と思いながら、日の出を待つ。
結局、どんどん明るくなるのに太陽は見えず。
曇りすぎて、見えなかったみたい。
残念。
でも真っ暗から明るくなっていく時間はすごく幸せだったなぁ。
早起きしてよかった!
本当は島には明日までいたかったけど、ニンニーおじちゃんに「船は火曜は現地人が使うから、月曜か水曜しかダメだ」と言われたので、 ニンニーの言うとおり今日、島を出ることに。
ワット・プーの近くで一泊し、明日朝一でワット・プーを見るべく、13号をバイクでかっ飛ばす。
13号沿いには、ところどころに木で作られた簡素な休憩所がある。
ナカサンから1時間ほど走り、休憩所で一息ついてると、パラパラと木の屋根を叩く雨音が…と思ったらあっと言う間に豪雨。
今休憩してなかったら、びしょ濡れだった!
さっき山で見た仏像にお祈りしたのが効いたのか、ナイスタイミング。
しかし雨はなかなか止まず、持ってたお菓子で昼食。
降ったり止んだりを繰り返し、1時間後に出発。
あと2時間走れば、ワット・プーの街に着くはず。
…が…。
ワット・プーと書かれた看板を曲がっても、それらしきものもホテルも見当たらず、ウロウロ迷子。
子どもがバイバイと手を振ってくれるのが可愛い。
迷子になっているせいで何度も同じところを通ることになったが、その3回とも手を振ってくれた。
船に乗らないといけないのかと思い船着場のおっちゃんに聞くと、「40キロ向こうだ」と。
英語だったから全部は理解できず、また迷いながら行ったり来たり。
結局同じ街に戻り、再度道を尋ねる。
今度はみんなラオ語のみ。
すごく一生懸命説明してくれた。
…分からなかったけど(笑)。
とりあえず、まっすぐ進む!だけはわかったのでまっすぐ進んでみる。
キョロキョロしながら走ってると、道端の人々が
「こっちだ!」
「こっちだ!」
と指差して教えてくれる。
みなさんのおかげでさっきとは別の船着場に到着。
ワット・プーの島に着く船であっているのか分からないまま、勧められるがままに船に乗る。
また雨が降ってくる。
島にホテルがなかったら終わりだ…。
雨がどんどん強くなる中思う。
船代は20000kipと、そこまで高くなくて安心。
街の人々にホテルを聞きながら進む。
雨が強くなる。
不安…。
…
あった!
ゲストハウス発見!
しかもすごく綺麗!
ゲストハウス発見後に雨はさらに強くなり、雷を伴う豪雨に。
ほんと助かった。
守られてるな、と今日も思う。
明日はやっとワット・プー!
今読み返すと、ニンニーおじちゃんも13号も唐突すぎる。
絶対補足が必要なのに、詳しいことは思い出せない。
ニンニーはそんなに仲良くなったおじいちゃんだったのかな。
名前まで知ってるから、きっと良くしてくれたんだろう。
コーン島の記憶は、なぜか朧げだ。
でも、コーン島を出た後の記憶は、自然と映像で蘇る。
突然の雨。
ラオ語で道を説明してくれた人々の笑顔。
雨宿りした屋根付き休憩所の雰囲気。
写真はほとんどないのに、ありありと浮かんでくる。
やっぱりコーン島には何かあったんじゃないか、と思いたくなってしまう。
明日の日記はこちらに続く。
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