このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
12-25.07.21『パクセーの雨とサンダル 』
昨日のバイクと滝巡りの疲れで、朝からぐうたら。
だらだらしてたら、すっかり何もする気がなくなってしまった。そんな中、サンダルが消えた。
宿は土足禁止だから、いつも靴ラックか玄関に置くんだけど、散歩から戻ったら欧米人がわらわらいて、脱ぎ捨てたままに。
日本から持ってきた畳の草履サンダル。それがなくなってる。汚すぎてフリーサンダルと間違えられたのかな。
ラオスは大好きだけど、最近プチ災難続きだ。
夜中、激しい雨の音で目が覚めた。
屋根を叩く雨の音、白く見える窓の外、鳴り続く雷。
なんだか音に包まれているみたい。
まどろみの中で「あ、洗濯物…」と思う。
一度は勝った眠気、再び雷で目が覚め、仕方なく洗濯物を移動しに起きる。
隣で彼は爆睡中。激しい揺れのバスでも不安になる程鳴り響いてる雷でも起きない。本当に図太い。
明日のバイク移動が心配だ。道は泥沼だらけになってそう。
でも、滝の水量が増して、もっと迫力が増してるかも、と少し期待も膨らむ。
朝には雨がやむといいな。とりあえず、明日に備えて寝よう。
今読み返すと、サンダルが結局見つかったのか、さっぱり思い出せない。
この日記、夜の時点ではたぶんサンダルは見つかってるのに、何も書いていないから、とりたてて書くほどでもないくらいサラッと見つかったのだろう。
ラオスの景色や人々の笑顔は、あの時にワープしたみたいにまざまざと思い出せるのに、宿の間取りやどんな人がいたかは全然記憶にない。
欧米人との交流も、まるでなかったみたいにぼやけてる。でも、雨の音で目が覚めた瞬間、窓の外に目をやった空気感や、雷鳴の響きは今も鮮明。不思議。
だらだらしてたら、すっかり何もする気がなくなってしまった。そんな中、サンダルが消えた。
宿は土足禁止だから、いつも靴ラックか玄関に置くんだけど、散歩から戻ったら欧米人がわらわらいて、脱ぎ捨てたままに。
日本から持ってきた畳の草履サンダル。それがなくなってる。汚すぎてフリーサンダルと間違えられたのかな。
ラオスは大好きだけど、最近プチ災難続きだ。
夜中、激しい雨の音で目が覚めた。
屋根を叩く雨の音、白く見える窓の外、鳴り続く雷。
なんだか音に包まれているみたい。
まどろみの中で「あ、洗濯物…」と思う。
一度は勝った眠気、再び雷で目が覚め、仕方なく洗濯物を移動しに起きる。
隣で彼は爆睡中。激しい揺れのバスでも不安になる程鳴り響いてる雷でも起きない。本当に図太い。
明日のバイク移動が心配だ。道は泥沼だらけになってそう。
でも、滝の水量が増して、もっと迫力が増してるかも、と少し期待も膨らむ。
朝には雨がやむといいな。とりあえず、明日に備えて寝よう。
今読み返すと、サンダルが結局見つかったのか、さっぱり思い出せない。
この日記、夜の時点ではたぶんサンダルは見つかってるのに、何も書いていないから、とりたてて書くほどでもないくらいサラッと見つかったのだろう。
ラオスの景色や人々の笑顔は、あの時にワープしたみたいにまざまざと思い出せるのに、宿の間取りやどんな人がいたかは全然記憶にない。
欧米人との交流も、まるでなかったみたいにぼやけてる。でも、雨の音で目が覚めた瞬間、窓の外に目をやった空気感や、雷鳴の響きは今も鮮明。不思議。
明日の日記はこちらに続く。
コメント