このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
12-25.-7.16『フォンニャ洞窟』
今日は世界遺産に登録されているフォンニャ洞窟へ。
フエから車で4時間以上かかるため、少し高めだけどツアーを申し込んだ。2人で94万ドン(約4000円ちょっと)。
宿までバンで迎えに来てくれて、いざ出発。乗っていたのは6人だけ。しかも全員ベトナム人だった。 車内はベトナム語で盛り上がっていたけれど、何が話されてるのかは分からない。でもそれもまた旅らしい。
ランチもツアーに含まれていて、6人で料理をシェア。テーブルいっぱいの料理にびっくり。
フエから車で4時間以上かかるため、少し高めだけどツアーを申し込んだ。2人で94万ドン(約4000円ちょっと)。
宿までバンで迎えに来てくれて、いざ出発。乗っていたのは6人だけ。しかも全員ベトナム人だった。 車内はベトナム語で盛り上がっていたけれど、何が話されてるのかは分からない。でもそれもまた旅らしい。
ランチもツアーに含まれていて、6人で料理をシェア。テーブルいっぱいの料理にびっくり。

ここぞとばかりにたくさん食べる彼
そしていよいよフォンニャ洞窟へ…と思いきや、他の4人はどこかへ行ってしまい、なんと私たちだけの貸切に!

モーターボートで30分、いよいよ洞窟の入口へ。

モーターを切っておばちゃんが手漕ぎでボートを進めてくれる。

ガイドさんも貸切。


親切で熱心なガイドさんで、英語で一つ一つ丁寧に説明してくれる。
ゆっくり見たり、写真を撮ったりしたいけれど、ずっと説明してくれて。
英語だから分からなくて理解に頭をフル回転しなくてはいけないのも疲れてしまうし、自然の前ではただ黙ってじっくりと見ていたい時間もある。
「これは象の形」「これは猿山に似てる」…そんな説明より、ゆっくり感じるのを大切にしたいよ。
「僕はガイドになるために英語を学んだのだから、もし分からなければより明確に英語を話すから遠慮せずに言ってくれ!」
と本当にいい人で、何も言えなかった。
帰り道、バンのメンバーに再合流。皆さんどうやら三つ星ホテルに宿泊しているらしく、一人一人ホテルに送り届けていくたびにホテルの豪華さに驚く。
でも、三つ星ホテルじゃなくてもベトナムで10ドルくらいの宿ならそれなりに快適に過ごせている。
便座がずれるとか、洗面台の配管から水が漏れるとか、アリが多いとか、はあるけどそんなに困らない。
ホテルにお金をかけるより、美味しいものに使いたい。そう思えるようになっていた。
ゆっくり見たり、写真を撮ったりしたいけれど、ずっと説明してくれて。
英語だから分からなくて理解に頭をフル回転しなくてはいけないのも疲れてしまうし、自然の前ではただ黙ってじっくりと見ていたい時間もある。
「これは象の形」「これは猿山に似てる」…そんな説明より、ゆっくり感じるのを大切にしたいよ。
「僕はガイドになるために英語を学んだのだから、もし分からなければより明確に英語を話すから遠慮せずに言ってくれ!」
と本当にいい人で、何も言えなかった。
帰り道、バンのメンバーに再合流。皆さんどうやら三つ星ホテルに宿泊しているらしく、一人一人ホテルに送り届けていくたびにホテルの豪華さに驚く。
でも、三つ星ホテルじゃなくてもベトナムで10ドルくらいの宿ならそれなりに快適に過ごせている。
便座がずれるとか、洗面台の配管から水が漏れるとか、アリが多いとか、はあるけどそんなに困らない。
ホテルにお金をかけるより、美味しいものに使いたい。そう思えるようになっていた。
貧乏バックパッカーにしては珍しい至れり尽くせりの贅沢なツアーだった。
ガイドさんは本当にずっと喋ってくれていた。
「英語がわからなくて申し訳ない」いい人に会うたびにそう痛感した。
英語を勉強しよう、そう強く思った帰国後。
しかし日本にいると全く使わないので結局勉強も定着せずに13年前と変わらない今。
ガイドさんは本当にずっと喋ってくれていた。
「英語がわからなくて申し訳ない」いい人に会うたびにそう痛感した。
英語を勉強しよう、そう強く思った帰国後。
しかし日本にいると全く使わないので結局勉強も定着せずに13年前と変わらない今。
コメント