12-25.06.25『カオサンに帰ってきた!』

旅のエッセイ
このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.06.25『カオサンに帰ってきた』

アユタヤからカオサンに帰ってきたー!
今日は少しお腹の調子が悪くて、電車から降りてバス停を探している途中にお腹の限界が急にやってきた。
再度駅まで猛ダッシュ!。

アユタヤではあまりごはん屋さんがなくて、不規則な食生活だった上に、暑すぎて冷たいものばかり飲んでいたから、お腹が怒っても無理ない。ごめんねお腹(涙)

カオサンはやっぱりごはんが美味しい!
カオサンで三食しっかり食べれば、お腹も機嫌を治してくれそう。

一方、出た!バンコク!というスコールにもあった。バンコクのスコールは本当に激しい。水はけも悪いのか、あっというまにそこら中が水たまりというか、池のようになる。
アユタヤでは雨もほとんど降らなかったから、油断していた。
カフェに避難していたものの、なかなかやまず、濡れて帰ることに。寒い…。

ここのところなんだか気分が上がらない日が続いている。
イライラと雨が重なって、気持ちのコントロールがきかない。
せっかく干したのに濡れた洗濯物。やまない雨を見ながら鬱々としてしまう。

もうカオサンは嫌、と言ってカオサンを出てアユタヤに行って、アユタヤでもアユタヤのいいところ悪いところがあって、カオサンに戻ってきたらまたいいことも悪いこともあって。
当たり前だけれど、毎日過ごしていると、文句ばかり書いている日も多い。

お腹が痛くて駅までダッシュしたことも、濡れながら足早にカフェから宿に向かう様子も、なぜか私が見ていた視点ではなく、俯瞰して自分を見ているような、自分がフレームインしている情景でありありと浮かんでくるのが不思議。

明日の日記はこちらに続く

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