13-26.01.01『「そそそ蕎麦なんていらないんだからっ!」強がりな年越しと居心地の良い匂い』

旅のエッセイ
このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

13-26.01.01『「そそそ蕎麦なんていらないんだからっ!」強がりな年越しと居心地の良い匂い』

今泊まっているシヴァゲストハウスでも、マザーハウスのボランティアに行っている人たち主催で年越しパーティがあるようで、一応我々にも声をかけて下さったのだけど、1人500ルピーの参加費とのこと。

ぐっ…

カレーや軽食、お酒、そして年越し蕎麦もありわいわいやっている模様。

いいもん。彼と2人でポテチ食べて年末のまったりムード出したもん。

500ルピーは高すぎるし、黄色い若者キャイキャイのノリが絶対合わずに疲れるだろうから断ったものの、やっぱり屋上からきゃいきゃい聞こえてくると少し羨ましくもあり。
いや、でも、実際参加したら絶対疲れるしっ! とか強がってみたりという複雑な心境で、大晦日の22~23時を迎える(笑)

「上でパーティやってるけどいかないんすか?」
と少し話したことのある若い子に言われ、

「500ルピーですよね? もったいないんでいいです。」

と彼。

またそんな言い方して…。言うなら
「いや~蕎麦食べたいんすけどね~ちょっと自分たちには高いんで、いいです。」
でしょ!

と言うも、こいつ、絶対この違いを分かってない。

そしてカウントダウンは花火が上がるとのことで、そこはせっかくだから屋上に上がってみた。
みんな大盛り上がり。
そこら中で花火や爆竹がバンバン上がり、日本では考えられない近さで花火が上がって、もはや花火が降ってくるような感じだったり。

ギャー! 怖い! 無理!

周りの黄色い方達は、
キャ~ハッピーニューイヤー♫
写真とろとろ~!
今年の抱負は~♫
などやっていた。

旅をしているといろんな人に会うけれど、
あ、にてるなっていう雰囲気は匂いで分かるようになってきた。

のんびーりゆっくーり適当っすねぇ。
みたいな落ち着いた感じがいい。

そして年明けもやっぱりゴーンと落ち着いた感じがいい。
初日の出も見に行くはずが、起きない彼。

うん。今年も適当だ(笑)

今年もゆっくりのんびり適度な適当でいきましょう。
と思い、しっかり初日の出をみる準備を整えてから彼を起こしたのに起きなかったこいつを横目に私もまた床につきました。

やれやれ。

—From the present me


あけましておめでとうございます。
昨年は地元の友達と除夜の鐘をつきに行った年越しでしたが、今年は家でジルベスターのボレロをを聴き終わったら即行寝ました。
今年は早寝早起きするぞ! 日付が変わる前に寝るのを習慣にしたい。

朝起きると習字が趣味の父親が「馬」と書いていたので、
ぼんやりと、歯を磨きながら今年一年どんな年にしたいか漢字一文字で表すなら何がいいかな、と自身に謎のお題を出していた。

今年は「深」かな。

浅く広く、ではなく、そこにどんな物語があるのか、しっかりと深めて分かろうとしていく。
また、自分自身も「なんとなく」ではなくきちんと言語化しようとすることに努めていく。そんな一年にしたい。

そんな今年のテーマに触れつつ、佐藤航陽さんのXのポストを真似して
チャッピーに「あなたが記録している私との2025年の会話ログだと、私の最大の強みと、逆に無意識に避けていた課題を心理的な観点から鋭く言語化してもらうとしたらどんな感じ?」と聞いてみたらなかなか刺さることを言ってくれた。

『「深」は“掘り下げる強さ”であり、“立ち止まる勇気”でもある』

という言葉がなんだかとても心に残った。

自分は多分なんとかするだろう、と思いながらも、やっぱり今日から無職か、という現実は起きた瞬間の漠然とした不安に如実に現れていて、だけれどその不安は見ないようにはせずに、しっかりと、「あぁやっぱり不安なんだな」と受け止める。
そんなふうに深く生きたいと思う。

明日の日記はこちらに続く

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