このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。
12-25.09.02『インド前夜。ちょっぴり高い宿に泊まってわかる未熟さ』
今日はインドに旅立つ前のバンコクラストの日だったので、たまには高い宿に泊まろう!
荷物を広げてパッキングしなきゃだし、最後にホットシャワーに入りたいし!(たいていタイの安宿はお湯が出ない)
と、300バーツくらいでいい宿ないかなぁ~。
なんて探してみたら全然ない!
今の宿はトイレ共同のダブルで130バーツという、トイレ手桶、猫かなり臭し、ということを考慮してもかなりの安さだったのだけど、 中流目に見える宿をあたってみても、390バーツでトイレ共同、とか、500バーツでダブルだけど、狭くて暗い…とか。
なんだか悲しくなってきたぞ。
少し贅沢しようと思ったら1000バーツとか出さないとダメっぽい…。
ベトナムは10ドルで高かったけれど、適度な綺麗さでよかったな、といまさら実感。
結局540バーツでツイン、ホットシャワー、エアコンの部屋にした。
たしかに広いし、いつもよりは数倍きれいだし、
ベッドもチクチクしたりバネが骨に当たって痛かったり、水が漏れてきたり、手桶式トイレだったりということはなく、Wi-Fiも使えるし快適といえば快適なのだけれど、 でもこれでいつもの三倍の値段か…
と思うと、普段の可もなく不可もなく(トイレ流さないやつにはいらっとするし、臭いには悩まされるけれど!!)のほうが、自分にはあってるのかなと思った。
高いといちいち、
高いくせに虫がいる!
とか、
高いお金払ったのに隣で工事始めてうるさい!先に言えし!
とか、
安宿なら全く気にならないことでいらっとしてしまうという自分の未熟さも露呈。
でもインドへの不安もあり最近あまり寝れていないから、今日こそはふかふかベッドでぐっすり寝られるといいなぁ。
宿のお値段とベッドのふかふか具合は結構比例していて、たまにふかふかベッドで寝られると本当に幸せな気持ちでベッドにダイブしたくなるくらい、たいてい固いベッドで寝ていた。
お金を払うと払った分だけ見返りを求めてしまうというのはいろんなことに共通していて、ついついやった分だけ返してもらいたい未熟さがまだまだある。
「こんなにやったのに!」なんてありがた迷惑でしかなくて、自分がやりたいと思ったことが結果人のためになっていればいいな、くらいにスマートに生きたい。
それでも昔よりだいぶと変に勝手に頑張ることが減ったように思う。見返りを求めてしまう未熟さが改善された、というよりも「こんなにやったのに!」なんて勝手に思うようなことをしなくなった。
ここ数年で色々な人に出会って、自分が苦手なことややりたくないことが、得意だったりやりたいことだったりする人が本当にいるんだ!無理してるわけじゃないんだ!という事実を知って、苦手なことまで誰かがやらねばと勝手に思いこむことがなくなったことが大きい。
と、300バーツくらいでいい宿ないかなぁ~。
なんて探してみたら全然ない!
今の宿はトイレ共同のダブルで130バーツという、トイレ手桶、猫かなり臭し、ということを考慮してもかなりの安さだったのだけど、 中流目に見える宿をあたってみても、390バーツでトイレ共同、とか、500バーツでダブルだけど、狭くて暗い…とか。
なんだか悲しくなってきたぞ。
少し贅沢しようと思ったら1000バーツとか出さないとダメっぽい…。
ベトナムは10ドルで高かったけれど、適度な綺麗さでよかったな、といまさら実感。
結局540バーツでツイン、ホットシャワー、エアコンの部屋にした。
たしかに広いし、いつもよりは数倍きれいだし、
ベッドもチクチクしたりバネが骨に当たって痛かったり、水が漏れてきたり、手桶式トイレだったりということはなく、Wi-Fiも使えるし快適といえば快適なのだけれど、 でもこれでいつもの三倍の値段か…
と思うと、普段の可もなく不可もなく(トイレ流さないやつにはいらっとするし、臭いには悩まされるけれど!!)のほうが、自分にはあってるのかなと思った。
高いといちいち、
高いくせに虫がいる!
とか、
高いお金払ったのに隣で工事始めてうるさい!先に言えし!
とか、
安宿なら全く気にならないことでいらっとしてしまうという自分の未熟さも露呈。
でもインドへの不安もあり最近あまり寝れていないから、今日こそはふかふかベッドでぐっすり寝られるといいなぁ。
—From the present me
宿のお値段とベッドのふかふか具合は結構比例していて、たまにふかふかベッドで寝られると本当に幸せな気持ちでベッドにダイブしたくなるくらい、たいてい固いベッドで寝ていた。
お金を払うと払った分だけ見返りを求めてしまうというのはいろんなことに共通していて、ついついやった分だけ返してもらいたい未熟さがまだまだある。
「こんなにやったのに!」なんてありがた迷惑でしかなくて、自分がやりたいと思ったことが結果人のためになっていればいいな、くらいにスマートに生きたい。
それでも昔よりだいぶと変に勝手に頑張ることが減ったように思う。見返りを求めてしまう未熟さが改善された、というよりも「こんなにやったのに!」なんて勝手に思うようなことをしなくなった。
ここ数年で色々な人に出会って、自分が苦手なことややりたくないことが、得意だったりやりたいことだったりする人が本当にいるんだ!無理してるわけじゃないんだ!という事実を知って、苦手なことまで誰かがやらねばと勝手に思いこむことがなくなったことが大きい。
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