12-25.08.28『ぐうたらデイの今昔』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.08.28『ぐうたらデイの今昔』

なんだかんだ毎日動き回っていたので、今日の午前中は「ぐうたらデイ」。

彼は宿にあった小説『深夜特急』を読んでいて、急に「トルコ行きたい」とか言い出す。
私はWifiのおかげでYouTubeにつながったので、Bank Bandを流しながらひとり熱唱。文字にするとさみしいけど、久しぶりに大声で歌えて楽しかった。(横で本を読んでる中めっちゃ迷惑)

歌うのが好きだから、歌っていたらゴスペルのレッスンが恋しくなってきた。日本に帰ったら何かバンドに混ぜてもらえたりしないかな。生バンドの中で歌うのはちょっとした夢だったりもする。

午後こそは出かけるぞー!って思って自転車に乗ろうとしたら、レンタル自転車がまさかのパンク。
レンタル料 50Bに対して、修理代 90B。
乗っていてパンクしたわけじゃなくて宿においておいてパンクしたから寿命なのでは、と思ってちょっぴり解せない。
でも修理屋のおじちゃんが親切に油までさしてくれたので、まぁ良しとする。

最初は大使館と宿の往復ばかりで「チェンマイなんもないじゃん」と思っていたけど、市街に出てみたらいろいろあって面白かった。こんなに長くひとつの街にいたのは初めてかもしれない。

明日無事にビザがとれれば、夜行バスでバンコクへ戻る予定。

  —From the present me

いまも歌うのが好きで、一人で家で熱唱している。違うのは、今は「ポケカラ」のようなアプリで家にいながらセッションできたり、誰かとつながれること。

この13年の間に「歌ってみた」動画に参加させてもらったり、仲間内でオリジナル曲を作って歌ったり、ライブバーで即興バンドと演奏したり。
習い事で歌うだけだったあの頃からは想像もつかない世界を楽しませてもらった。

これからの13年も、きっとまだ思いもよらないことが起こるかな。未来も楽しんで生きていたい。

明日の日記はこちらに続く

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