12-25.08.23『チェンマイ→チェンライ 贅沢と順応』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.08.23『チェンマイ→チェンライ 贅沢と順応』

ビザランをするために、チェンマイからミャンマーとの国境の街メーサイまでの中継地点チェンライへ。

ソンテオでバスターミナルに向かうと、9時半のバスがあるという。
今9時25分。
ナイスタイミング!
ただ値段が一人140B。
ちょっと高い気がする。
これが一番安いバスかって聞いて、そうだ、って言ってたけど…

乗ったらしっかりクーラーもついたミニバスで、やっぱり一番安いのではなかったと確信。
あぁ(>_<)

チェンライへは3時間くらいで難なく到着。
トイレに行きたくて行きたくて行きたくて!
とりあえず一番近いレストランへ。

無事にトイレは借りられた。
でもごはんが…orz
サパで食べたフライドベジタブルを彷彿させる味の素オンリーの味付けだった。
この味の素だけの味付けの炒めご飯、本当になんとも言えない気持ちになる。

何か満足いくものを食べたくて、セブンイレブンにはしご。
セブンはタイでの強い味方。

このあとも宿を探すにも迷子。
お寺を探すにも迷子で、今日もたくさん歩きすぎてまた腰がやられた。

ただ、チェンマイの宿が大きい荷物を無料で預かってくれているから、今日はちびリュックとウエストポーチだけという身軽さ!
チェンマイの宿に感謝。

やっとこさ見つけたチェンライの宿は、昔は繁盛していたんだろうな…っていう、結構部屋数の多いホテルに近い見た目の宿。
インサイドトイレANDホットシャワー付きで200Bにしてくれた!
多分この日の客、私たちともう一組くらいしかいない。

部屋に入るとベッドはホテルっぽい!が、水回りが虫たちの巣窟になってる…。
部屋に入るなり大掃除からはじめることに。
この部屋に人が泊まったのはいつ以来なんだろう…

大掃除を終えて街を散策。
お寺の建築様式はタイはどこも似たり寄ったりにみえるけど、チェンライのお寺は装飾が豪華で結構好き。
ワットプラケオのエメラルドの仏像も綺麗だった。

夜はまた贅沢をして日本食を食べてしまった。
だめだね、もう恋しすぎて。
日本食ってやっぱり最高だよ。
味噌、醤油の有り難みを実感。

ラーメンはいまいちだったけど、お好み焼はおいしかった!
海苔が青のりじゃなくて普通ののりだし、お好み焼かと言われたらお好み焼きではなかった。
でも、おいしかったから満足!

明日はメーサイ→初ミャンマーの予定。
日本で出会ったミャンマーの知り合いが何人かいて、行ってみたかったから楽しみだな。

  —From the present me


このチェンライで泊まった宿、実はすでに廃屋と化しているのにホテルとして私たちには見えてるんじゃ…?と思ってしまうほど、ちょっとホラーやミステリー映画に出てきそうな異様さを醸し出していて、旅に出る前の自分だったら掃除して使うしかない、とすんなり受け入れられるような状態ではとてもなかった記憶なのだけれど、そのことに対する文句がすごく少ないことに驚いた。
過酷と思える状況にもかなり順応してきている。

タイのセブンイレブンは店内調理のメニューが充実していて、ホットサンドなどがとてもおいしかった。困った時のセブンイレブン!

明日の日記はこちらに続く

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