12-25.08.12『バンビエン→ビエンチャン→ノンカイ』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.08.12『バンビエン→ビエンチャン→ノンカイ』

タイに渡るためにバンビエンからミニバンに乗りビエンチャンへ。
ビエンチャンに着くと、
なにここ、ラオス?!ほぼタイじゃん!
と思うほど大都会でした。
ここで一泊する計画にしていなくてよかった。

ビエンチャンで昼食を済ませ、昨日の夕暮れ顔が見えなくなっていったおっちゃんに教えて頂いたビエンチャン発のローカル巡回バスを探しに向かう。
このバスなら5000キープで国境まで行けるとのこと。

ちょうどバスターミナルへ向かう途中で、乗りたかった14番のバスを発見。
すでに出発していたのに、走って追いかけたら乗せてくれた(笑)

バスに揺られること30分程度であっという間に国境に到着。
ラオスを出てタイに行くので、余っていた3500キープを両替。



なぜか15バーツにしかならなかったんだけど(泣)
明らかに両替がおかしい気がする。

ただ、この時は知る由もなかった。
このあとまだまだキープが必要になるなんて…
日曜日だったので時間外手数料がなんと1人10000キープ(フォーが余裕で食べられる値段)も請求された(>_<)
昨日今日とご飯を贅沢してる場合じゃなかった…

もうキープは持っていないので、ドルかバーツしかないからドルで払いたい
と言ったら、3ドルと言われ、

明らかに高いだろー!

と言ったらおつりをキープで出してきて、

もうキープはいらないからバーツでお釣りちょうだい!

というのもなかなか通じず、結局10バーツしかお釣り返って来なかった…。
計算上5バーツくらい損。

明らかにあと5バーツ足りないよ!

って言っても、
あたし、もうわかんなーい♪( ´θ`)ノ
みたいな顔されて終わり。

そして、なんと、タイ側の国境まで行くのにまたバスに乗らなくては行けないとのこと。
4000キープ…
持っていたバーツで払う。
これもお釣りが約4バーツくらいの損。

やられたあぁああああ(>_<)

タイ側の国境はすんなり通過。
疲れたので懐かしのセブンイレブンでレッドブルを購入して一休み。(タイはレッドブルが10バーツ*25円くらいでめっちゃお得)

ノンカイ駅のすぐ近くに、バンビエンの丼屋の兄さんに教えてもらった「ひょうめんちょうりょく」というゲストハウスがあるとのことで目指す。

たまたまセブンイレブンの前にいたタイ人のご家族に駅の場所を聞くと、なんと

「乗ってく?」

と言ってくださった!!
しかも私と同じくらいのたどたどしい英語で伝えてくださって感激。

ソンテオのような(TOYOTAの!)ミニトラックの荷台に乗せて頂いた。
トラックの荷台に乗るのは初めて。
めっちゃ楽しい\(^o^)/
おかげさまでアトラクションのような体験を楽しめつつ無事に駅に到着。

タイに着くなりこんなに親切な方にお世話になるとは。
ほんとに感謝!

ひょうめんちょうりょくを探していると、レストランでそこのドミトリーに泊まっていた方々が
あっちだよー
と教えてくださり無事到着。

300バーツでタイにしてはちょっと予算的にはオーバーだったけれど、洗濯機も貸し出し無料だし、外に洗濯物を干せるし、
 
ドミトリーの溜まり場には日本のDVDもたくさんあるし、部屋がお家のような間取りだし、これは時間とお金に余裕があれば沈没してしまうなぁ…としみじみ。落ち着く…
 
夜は日曜市へ。
ノンカイは犬が怖いとのことで、歩きを避けてチャリを借りて向かうがやっぱり吠えられた(/ _ ; )
めっちゃ怖い…

せっかく日曜市にいても、犬は夜はより一層凶暴になるから早く帰りたいとしか思えなかった…。
そんな気持ちでワクワクより不安が大きい中ぼーっと屋台を見ていたけれど、 やっとテンションが上がったのはたこ焼き。
こっちでもたこ焼きもどきはたくさん見てきたけれど、見た目は本格的なたこ焼きだよね!ソースっぽいのもかかってるし、これはたこ焼きだよね!!と思えるものを発見したのは初めてで、
めちゃくちゃ期待して食べたら、



ですよね。
見た目完全にたこ焼きだったのに…やっぱり甘い…。

そんな落ち込みから気持ちをアップさせてくれたのは突然の打ち上げ花火!
日本の友達のFacebookを見ていて花火大会いいなーと懐かしく思っていたら、 まさかタイで見られるとは!
嬉しかった\(^o^)/
帰りも犬に散々吠えられながらもなんとか無事帰宅。
犬さえいなければ、長居したくなっちゃう場所だなぁ…。

  —From the present me


明らかにぼったくられた!みたいなテンションで文句を言っているけれど、その場所での需要とかを考えたら一概には言えないのではと今は思う。
言葉が通じ合わない中でのコミュニケーションって難しい。
チェンジする通貨によっていくらになる、という表があればいい気もするが、仕組み化なんてされていない。
毎日私たちみたいに文句を言ってくるツーリストとやりとりをしていると思うとすごく大変な仕事にも思える。帳簿もあってないようなものなのだろうか。

海外にいると、いったいどんな仕組みなんだ?とかどう成り立ってるんだ?と思うことがたくさんある。
日本は真面目すぎるな、と思う一方、整備されているから考えなくて済むこと、考えなくて済むようにされていることはたくさんあって、それが良いとも限らない。
なぜそうしているか?なぜそうなっているか?正解はいくらでもあること、常識はいくらでもあることを知れたのはとても良い経験。

明日の日記はこちらに続く

コメント