12-25.08.11『なおも続くバンビエンの雨とリプトンティー』

旅のエッセイ
このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.08.11『なおも続くバンビエンの雨とリプトンティー』

バンビエンも朝から生憎の雨。
近くのレストランで朝食。

なんとコーヒーかリプトンティーがついてくるとのこと!

迷わずリプトンティー♫
久しぶりにのんだ懐かしい味、めちゃめちゃ美味しかった\(^o^)/

野菜炒めとベジタブルスープを頼んで、なんの疑いもなく出された物を食べていたのだけど、もうすぐ食べ終わるってところで、
「ベジタブルスープじゃなくてオニオンスープを出していた!今持ってくるから!」

と無料で、しかも付け合わせのパンまで追加で持ってきてくれた!!
なんて優しいんだ(/ _ ; )
気づいてなかったのに(笑)

ラオスでは、
「忘れてた!」
と後で持ってきてくれたり、回転率上げたいから早くどいてほしいってときも、
「すいませんねぇ…」
っていう、雰囲気だったり、
ほんとベトナムでは考えられなかった我々に馴染み深い気遣いや優しさ。

朝食後は日本人宿で有名なチャンタラゲストハウスに移るべく部屋の掃除終わり待ち。
チャンタラゲストハウスは若い大学生が多くて、溜まり場は若い活気で溢れていた。
私はワイワイのノリというか、若さあふれるキラキラした感じが苦手だから、発見したジャンプ(熱い!)を熟読。

部屋が空いて洗濯を終えた後、ぶらぶらしつつ、彼がチューブ下りしたい気がする…とか言い出したけど、天気も悪いし、私は別にやりたくないし(かわいそうなことしたかな)結局行かず。

夜は日本人経営の丼屋に行きたかったのだけど、今は営業をお休みしているとのこと。
ただ、そのお店でそのオーナーと、日本人のおじちゃん2人が溜まって話をしていたので、色々教えて頂く。
個性的すぎるけどめちゃめちゃいい人たちで、結局1時間半くらい立ち話。
1人ゴリラっぽいおっちゃんがいて、日が暮れていくにつれて顔が見えなくなっていった(笑)
楽しかったー。

結局インド料理屋(ラオスなのになんだか新鮮)でカレーを食べて、胃がもたれつつ、インド気分になりながらインドの地球の歩き方を彼に授業され就寝。

バンビエン、なんもしてない(笑)

—From the present me


写真がない日が続いてしまった。何かちょっとした違いや発見、みたいなものに目をむける気持ちもないくらい、雨で気持ちがまいっていたのかもしれない。
そして当然、バンビエンの記憶は全くない。
このテンションの上がっていそうなリプトンを久しぶりに飲めた瞬間でさえも。
いつの時代のジャンプがあったのか、漫画のラインナップだけでも思い出したかった。

明日の日記はこちらに続く

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