12-25.08.10『ルアンパバーンからバンビエンへ。深夜も変わらぬ節約』

旅のエッセイ
  このエッセイは、13年前に書いた旅の日記を、現在の私が振り返りながら綴っている連載です。
  当時の彼(いまは元夫)と一緒に出た、東南アジアからインドまでの貧乏バックパッカー旅。
  あの頃の自分に、今の自分の言葉を重ねていくような、ふたつの時間をめぐる記録です。

12-25.08.10『ルアンパバーンからバンビエンへ。深夜も変わらぬ節約』

本来こんなにルアンパバーンに滞在する予定は無かったのに、連日の雨による山の土砂崩れの影響で動けず足止め。
毎日確認をしないと、バスがでているか分からない状態。
どんどんビザの日数とお金だけ減っていくので、予定を変更して、もうここでは観光はせずにバンビエン、ビエンチャンと移動して、タイにぬけることに。

昨日バンビエンに向った方、大丈夫だったかな。
私たちも明日こそは出よう!

と昨日決意をし、夜に宿のスタッフにバスの有無を確認するが、明日の朝5時にならないと分からないとのこと。
5時に起きて確認するしかないね。
と言っておやすみ。

しかし、朝5時に起きたのは私だけ。
宿の人やっぱり誰も起きてないよね(笑)

いつもの様子からそんな気はしてたけど、やっぱりかー!

しかもやっぱり雨降ってるし。
はぁ…。

それでも私は諦めず、宿の人が起きたら確認して、行けるなら7時半のバスで、と着替えやらパッキングやらを進めているのに、彼も起きない!!

宿の人も寝てるんでしょ…
午後でいいよ…
とまた寝やがった!

キー!!!!

そんな起きる気ないならはじめから午後便で検討しろや!
こちとら5時起きだぞ!

午後便だと到着が夜になって暗い中宿を探すのは危ないし朝便で、って昨日話した上で5時起きにしようって決めたのにー!

お腹すいたな。

結局午前便は諦め午後便の有無を確認し、日本人経営のホテルへ向かい、無事チケットゲット。
2時半発のバンでバンビエンヘ向かう。
16時半頃にご飯休憩があり、昨日食べてめちゃめちゃ美味しかったフランスパンサンドイッチに似たサンドイッチを見つけたので購入。
トマト、きゅうり、レタス、オニオン、チーズが入って130円♫



しかしこれが良くなかった(>_<)

激しい山路ということもあってか、なんだか、胃がきゅうってなって吐き気も。
サンドイッチ食べた3人ともそうだから、犯人は確実にサンドイッチ。
なんとか最悪の事態は免れたけど、移動時に生野菜は辞めようという教訓に。

思ったより土砂崩れもなくて大丈夫そう~なんて思って爆睡していたら、

どこぉ~ん!

急に車体がジャンプ!!

何事?!

と思い目を覚ますと一面霧だらけ!(◎_◎;)
ほとんど前が見えない(>_<)
はじめははらはらしていたけれど、運転手のおっちゃんが陽気なので、いつものことなんだろうと気持ちを落ち着けまた爆睡。

さっきの休憩がよるご飯かと思いきや、またしても8時頃休憩をはさむ。
早く着きたいんだけどなぁ…。

なにやら土砂崩れか何かで道がふさがってるから食べとけ!
とのこと。
まじかい。
でもフランスパンがまだ胃をちくちく攻撃してきているので、腹ごしらえは無理でした。

おっちゃんたち(もう一つのバンの運転手も)は、おそらくツーリストを連れてきたお礼なのかただで、がっつりご飯と、アルコール臭がすごいお酒を飲んでいた。
おいおい(>_<)

休憩後も揺れはすごくて、また寝るしかない状態。
すると、何やら歩いている人が急に増えた。

何事!?

と思って見ていると、車もたくさん止まっていて動けなくなっている。
うわぁ…ほんとに崖崩れ?
と、今日このバンで一夜を明かすことを覚悟。

…が、

なんと崖崩れではなく、トラックが道の溝にはまって動けなくなり、道の2/3を塞いでいた。
私たちはミニバンだから少し順番待ちをしただけで通れたけれど、寝台バスで来た人たちはいつになったら通れるんだろう…
しかも運転手さんてほとんどは現地語のみだから、きっと何が起きてるとか、いつになったら動くとか、ツーリストはわからない。
寝台バスでビエンチャンに行くことも私たちの選択肢にもあったから、バンでの移動にしてほんとによかった…。

色々あったけれどなんとか23時にバンビエンに到着。
また街から遠いとこでおろされ、しかも運転手がトゥクトゥク手配してる…。
連れてってくれればいいのになぁ。
提携してるんだろうな。

困るのが、この時間はほとんどの宿が閉まっているということ。
日本人宿にいくが、800円の部屋しかないらしい(>_<)

高すぎる!

一緒のミニバンできた方はその宿に泊まるとのこと。
私たちは別の宿を探すことに。

レストランでまだ空いていそうな安宿はないかきくと、なんとそのレストランで飲んでいた欧米人が宿まで連れて行ってくれて、ラオ語で事情を説明してくれた!
なんていい人(/ _ ; )
その人のおかげで600円の宿に泊まることができた。

今日はほんとに寝るだけのための宿泊になっちゃうから、この時間に着くのはやっぱりきつい(>_<)

  —From the present me


毎度のことだけれど200円の節約のために23時すぎた異国の街を彷徨っているなんて怖すぎる。
最近の私はというと残業で疲れた日は、残業したし、を言い訳に「ベビースターラーメンおつまみ ピーナッツ入り(146円)」を週2-3は買って貪ってしまう。
いかん…当時の私を少しは見習わなくては。

明日の日記はこちらに続く

コメント